このあいだ知り合いの喫茶店に置いてあった山藤章二『駄句だくさん』(2013年3月・講談社)という本をめくっていると、こんな句があった。
風俗の姉より高い鯉のぼり 高田文夫
おお!
…と驚いた、その理由は、自分の句にほぼ同じものがあったから、なのです。
江東の姉より高い鯉のぼり (句集『けむり』収録)
同じダジャレは、やっぱりあるもんだなあ、と。
この句、つくったとき、上五を迷った。というか難渋したと憶えている。ここは「江東の」だろうが「高校の」だろうが「放蕩の」だろうが、なんでもいいっちゃいい。このダジャレがやりたかっただけ、という句。なので、ますます似たような二句ということになる。
ちょっと季節外れの話題、だけれど、発見したのがこのあいだだったのだから、しかたがない。
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