連句/連鎖

2013/12/25

■芋づる式にまとめて観た:中村義洋監督から多部未華子へ

発端は、堺雅人でした。銀行員や弁護士のTVシリーズで人気沸騰(前者は最終回だけ観ました。後者はなんだかんだで全部観た。見逃した回は、録画している人ん家に泊まったときに観た)。その堺雅人が『ゴールデンスランバー』という映画に出ていることを知り、借りて観たわけですが。

おもしろかった。ちょっと甘酸っぱい青春モノ。

原作は、伊坂幸太郎の同名小説(本屋大賞受賞作)だそうです。伊坂幸太郎という作家は名前は知っていましたが、読んだことはありません。「本屋大賞」はあまり信用していません(自分の指標にはしないという意味)。

伊坂幸太郎原作・中村義洋監督というコンビで映画が何本もあることを知り、借りて観てみることにしました(以下、観た順です)。

『ゴールデンスランバー』(2009年) 堺雅人主演

『アヒルと鴨のコインロッカー(2006年) 濱田岳、瑛太

『フィッシュストーリー』(2009年) 伊藤淳史ほか

『ポテチ』(2012年) 濱田岳主演


結論として、どれもおもしろかった。以下、箇条書きに。

1 『ポテチ』は低予算が惜しまれる。プロ野球のシーンは低予算では無理ですね。

2 伊坂幸太郎の小説は、映画から類推するに、わりあい上質な青春小説(ミステリー要素を含む)。十代のときこれらを読んだ/読んでいる人たちは、私よりだいぶ若い世代でしょう。今の言い方なら「エンタメ小説」? こういうのはたくさんあるのは楽しい読書生活だと思う(年寄りとして他人事のように言う)

3  浜田岳という俳優、いいですね。ほとんど観たことがなかった。

4  多部未華子。『フィッシュストーリー』に出ていたのですが、んんん、こんなことをいまさら言うのは恥ずかしいのですが、「も の す ご く い い」。


というわけで、 多部未華子が出ている映画を借りて観ることに。

『ルート225』(中村義洋監督/2005年) 藤野千夜の同名小説が原作

『夜のピクニック』(長澤雅彦監督/2006年) 恩田陸の同名小説(本屋大賞)が原作


結論。よかった。(いわゆる小並感)

多部未華子が若いうちに100本くらい映画を撮っておけばよかったのに!(むちゃくちゃを言う)


ところで、どれも小説が原作なんですね。上に挙げた6本すべて。丹念にストーリーが組み立てられたものを映画にする(映像化する)というのは、手堅いのかもしれませんが、映画側から発生する虚構にも期待したいところ。


なお、多部未華子について書き始めたら、すごく恥ずかしいことになるので、「いい」としか書かないでおくことにします。(もうじゅうぶんに恥ずかしい)


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