発端は、堺雅人でした。銀行員や弁護士のTVシリーズで人気沸騰(前者は最終回だけ観ました。後者はなんだかんだで全部観た。見逃した回は、録画している人ん家に泊まったときに観た)。その堺雅人が『ゴールデンスランバー』という映画に出ていることを知り、借りて観たわけですが。
おもしろかった。ちょっと甘酸っぱい青春モノ。
原作は、伊坂幸太郎の同名小説(本屋大賞受賞作)だそうです。伊坂幸太郎という作家は名前は知っていましたが、読んだことはありません。「本屋大賞」はあまり信用していません(自分の指標にはしないという意味)。
伊坂幸太郎原作・中村義洋監督というコンビで映画が何本もあることを知り、借りて観てみることにしました(以下、観た順です)。
『ゴールデンスランバー』(2009年) 堺雅人主演
『アヒルと鴨のコインロッカー(2006年) 濱田岳、瑛太
『フィッシュストーリー』(2009年) 伊藤淳史ほか
『ポテチ』(2012年) 濱田岳主演
結論として、どれもおもしろかった。以下、箇条書きに。
1 『ポテチ』は低予算が惜しまれる。プロ野球のシーンは低予算では無理ですね。
2 伊坂幸太郎の小説は、映画から類推するに、わりあい上質な青春小説(ミステリー要素を含む)。十代のときこれらを読んだ/読んでいる人たちは、私よりだいぶ若い世代でしょう。今の言い方なら「エンタメ小説」? こういうのはたくさんあるのは楽しい読書生活だと思う(年寄りとして他人事のように言う)
3 浜田岳という俳優、いいですね。ほとんど観たことがなかった。
4 多部未華子。『フィッシュストーリー』に出ていたのですが、んんん、こんなことをいまさら言うのは恥ずかしいのですが、「も の す ご く い い」。
というわけで、 多部未華子が出ている映画を借りて観ることに。
『ルート225』(中村義洋監督/2005年) 藤野千夜の同名小説が原作
『夜のピクニック』(長澤雅彦監督/2006年) 恩田陸の同名小説(本屋大賞)が原作
結論。よかった。(いわゆる小並感)
多部未華子が若いうちに100本くらい映画を撮っておけばよかったのに!(むちゃくちゃを言う)
ところで、どれも小説が原作なんですね。上に挙げた6本すべて。丹念にストーリーが組み立てられたものを映画にする(映像化する)というのは、手堅いのかもしれませんが、映画側から発生する虚構にも期待したいところ。
なお、多部未華子について書き始めたら、すごく恥ずかしいことになるので、「いい」としか書かないでおくことにします。(もうじゅうぶんに恥ずかしい)
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