2026/09/10

■ライヴやります。10月17日(土)くにたち地球堂

●2026年10月17日sat 13:00 開場 13:30 開演

●くにたち 地球屋 チャージ1500円+ドリンク

●出演順 ツーマンです。

128sイチニッパーズ
Shiori vocal Goro bass, vocal Masaru percussions Yuki piano Tenki guitar

荒野の水槽楽団
近藤十四郎vocal, guitar 鈴木等guitar はらかなこbass 渡辺アッキーdrums 池田ぽんbaritone sax. ヨッケsoprano sax.

16:30 終演予定

地球屋さんはJR国立駅南口から大学通りの左側を南へ5分。一橋大学東校舎の数軒手前の地下です。


2026/07/08

■すててこ始末記

句会で、すててこ(夏の季語)の下にパンツをはくかどうかが話題になった。

どっちでもいいと思うから、「どっちでもいい」と言ったら、なんだか非難ぽい声が多かった。はかないの、絶対ダメ、ということらしい。

人類はパンツの締め付けから解放されるべきです。そう言明したかったけれど、うんぬんするほどのテーマでもないし、ゆるめのパンツにすればすむことでした。

すててこやお城に赤い日が沈む 太田うさぎ

●

ところで掲句。「や」の前後(すててこ+お城に~)の構造というか成り立ちが不思議。

ひとりで抱え込まずどなたかと語り合いたいたぐいの不思議なので、『週刊俳句』の「俳句なんやかんや」で語り合ってやってもいいぞ、という方、ご一報を。

2026/07/05

■「音数歳時記」活用句会in名古屋のお知らせ

『音数で引く俳句歳時記・秋』を片手に席題を作句。刊行以来、大阪、神戸、京都、大津、仙台と巡業してきたイヴェント。こんどは名古屋です。

●2026年9月5日(土)13:00~16:30

●場所:イーブルなごや https://e-able-nagoya.jp/tours/access/

●参加費 500円

紅紫あやめさん+瀧村小奈生さんのプロデュース。感謝感謝であります。

詳細と参加お申込みはこちら▽



2026/07/04

■川合大祐句に片っぽうをあてがう旅 『リバー・ワールド』篇

川合大祐『リバー・ワールド』2021年/書肆侃侃房



失った世界ガソリンスタンド忌  川合大祐

たましひの須田町眠る半分忌  忌日くん「をととひの人体」

世界がすべて失われるよりも、半分だけのこるほうが、ずっと怖ろしい。

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無 ホカホカねえさん以外すべて虚無  川合大祐

泣いて無意味な兄も素敵な土用波  竹岡一郎「バチあたり兄さん」

こっちの俳句岸は、虚無虚無虚無。虚しいよ。そっちの川柳岸はどうですかー、川合さーん。

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京大の麻婆丼がうつくしい  川合大祐

東京の美しき米屋がともだち  阿部完市

学食はたまた百万遍の王将なのか? 本郷あたりの米穀商なのか?

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猿に似た長方形を持ち歩く  川合大祐

寝てしまふ猿を起して猿廻し  下田実花

眠っているあいだは、誰によらず何によらず長方形。かもしれないよ。

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実在に全力もって小池歯科  川合大祐

島田様たびたび泣きにやってくる  樋口由紀子

「どこやねん句」に「それ誰句」を。

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草を食む宇多田ヒカルに似せた牛  川合大祐

馬齢噓こき矢野顕子総入れ歯  西原天気〔回文〕

自作をそっと忍び込ませる。掏摸の手際。

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「山本リンダ」  川合大祐

布施明「君は薔薇より美しい」  西原天気〔未発表〕

同上。あるいはレディメイド。すでに失われ、すでに虚しく、すでに美しい。


(『ザ・ブック・オブ・ザ・リバー』へと、つづくかもしれない)

2026/06/29

■2冊の本

■ジョルジュ・シャルボニエ『レヴィ=ストロースとの対話』 (1970年/みすず書房)

■マルグリット・ユルスナール『東方綺譚』1984年/白水社

前者は、人文科学、とりわけ文化/社会人類学の本を相当数読むようになったきっかけ。後者は、読んだとたん、そして今も、これからも、いっとう大好きな小説。

それぞれ自分にとって、とてもたいせつな本なのですが、分野のまったく違うこの2冊が、同じ人の翻訳であることを知ったのは、読んでからしばらく経ってからです。

タダ・チマコ。

わー! 多田智満子のおかげじゃないか、いろいろと! と、ひとり感動しました。

多田智満子の美しい文章、極上の訳文がなければ、自分の人生は、こうじゃなかったかもしれない、いや確実にちがってた(そのほうがよかったという可能性は、言いっこなし)。人生、何が、どうなってこうなるのかわかりません。


 星空を讀み解く術も知らずして老ゆか萬卷の書に圍まれて  多田智満子

 意味不明なれどたのしむさわさわと子音母音の波の高まり  同

  多田智満子『遊星の人』2005年/邑心文庫:高橋睦郎編集