メルクマールは冬の三ツ星 天気
目的地周辺ですと声がして れいこ
うがひぐすりに奇書の香りが 景目的地周辺ですと声がして れいこ
虚空への供物のごとく望の月 気
囮となつて並木にならぶ れ
第三の男ガウンを脱ぎ出して 景
逢瀬に胸のゴング高鳴る 気
踝が触れあふときの風のいろ れ
鳥居にペンキ塗り立ての札 景
朽だら野を目隠し鬼がふらふらと 気
ぜんまい切れて笑ふ唐傘 れ
モナリザを置きしばかりに夏の月 景
金魚屋の言ふ黄金比率 気
斑猫の三頭飛んで三方に れ
ままよ磁針が三途の川を 景
九杯目からは手酌の花の宴 気
囀るやうな久保田の財布 れ
ぜんぶある耕耘機から入れ歯まで 気
夜の硝子で模型を組んで 景
しやうもない話してゆく郵便夫 れ
鍵穴越しのアタカマ砂漠 気
ウクレレを小脇に忍び逢ふことも 景
いやんなつちやふ小皺も好きで れ
雪よりも白き錠剤徹夜明け 気
カプセルに乗る猿の団体 景
秀吉を真似る部下ゐて梅雨の入り れ
名前彫れます金の延べ板 気
怪盗も見惚れるほどの月であろ 景
こんなとこまで鰯を追つて れ
野博打の茶碗に虫の声しきり 気
相槌をうつ僕の伯父さん 景
少年と中年バスに乗り遅れ れ
時間どほりに潮の満ち引き 気
あかときの租界は花の盛りなる 景
バンドネオンにとまる春蝉 れ
起首:2015年12月29日 満尾:2016年2月8日
BGMは歌仙と無関係です。あくまでBGM。どんどん変えていきます。
【以下、2015年12月29日の記事】
とつぜんですが、歌仙を始めようと思い立ち、小津夜景さんから発句をいただきました。
雉一羽とどく師走の廚かな
捌かせていただきます。脇を付けます。
雉一羽とどく師走の廚かな 夜景
メルクマールは冬の三ツ星 天気
いきなりカタカナです。
コメント欄に付句を書き込んでいただき、やりとりもコメント欄。付句が決まったら、この記事に反映していくというスタイルで。
とりあえず三吟で行こうと思います。のんびりと。
では、第三。なかはられいこさんにお願いします。
121 件のコメント:
なかはらです。
小津夜景さま、はじめまして。
小津ファンのひとりとしてご一緒できて光栄です。
どうぞよろしくお願いします。
天気さま。
三句目は雑でいいんですよね(自信ないらしい)
では、付けます。
駄菓子屋の猫といっしょに歩くらむ
れいこさん、ありがとうございます。
ただ、駄菓子が打越の厨に軽く障ります(食べ物つながり)。
全体に緩いルールでのびのび薦めますが、打越への障りは避けていきたい所存。
打越(2つ前)と共通しないような句で、どんどん前に進む、を原則に。
もう一句、お願いいたします。「て」止めでも結構です(「に」「にて」等もOK)。
第三は発句・脇の掛け合いから、がらっと別のノリで。
天気さま。
ああ、鳥はだめ、食べものはだめと思いつつ、
考えているうちにすっかりどこかにとんでおりました。
別のノリ
ですね。
目的地周辺ですと声がして
ありがとうございます。
メルクマールと少し近いですが、それはそれで一興。
雉一羽とどく師走の廚かな 夜景
メルクマールは冬の三ツ星 天気
目的地周辺ですと声がして れいこ
夜景さん、雑(無季)か、秋(晩秋以外)で、短句をお願いします。
追伸。5つめは、秋・月の座となります。
みなさま、おはようございます。
なかはられいこさま、はじめまして。
こちらこそれいこさんとご一緒できて大変光栄です。
どうぞよろしくお願いします。わくわく。
てんきさま
当方初心者ゆえ、たびたび無粋な質問をさせていただくかと。
ご海容のほどお願い申し上げます。
★
目的地周辺ですと声がして れいこ
うがひぐすりに奇書の香りが 夜景
お捌きください。
夜景さん。
「声」から「うがい」。いいですね。
古書店(洋書)、クスリっぽい香り、と思うことがあります。
次は私が付けます。
が。
もうすぐ年が明けます。せっかくの新年ですから、「歳旦三つ物」を挟みましょうか。明日から2~3日。
新年の発句・脇・第三をひとりで詠みましょう。
ちょっと自分の既存句を使って、サンプルを挙げておきます。明朝。
「歳旦三つ物」
サンプルありがとうございます。
なんだか華やかでよろしいですね。
こちらはまだ大晦日なので、
これから寝て、起きて、歳旦三つ物のつくりかたをゆっくり調べます。
雉一羽とどく師走の廚かな 夜景
メルクマールは冬の三ツ星 天気
目的地周辺ですと声がして れいこ
うがひぐすりに奇書の香りが 景
虚空への供物のごとく望の月 気
月の座を付けました。
れいこさん、秋の短句をお願いします。
あ、初秋は避けてください(後戻りになるので)。
なお、今回の付け筋は中井英夫(説明は野暮ですが、ちょこっとずつ差し挟むことにします)。
●
で、ときどきブログのトップの位置に上げていきます。
天気さま
このようなものになったのですが、
月と黄がかぶるでしょうか?
であれば、再考します。
囮のかごを吊るす黄の部屋
虚無への供物はわが青春の書でありました。
供物→囮(晩秋)。激シブ。いいですねえ。
ただ、「黄の部屋」は月とかぶる(前とはかぶっていいのですが/打越とかぶらなければ)よりも、むしろ、どうしてもガストン・ルルーの黄色い部屋シリーズを思ってしまうので、奇書→虚・供物と来た流れにとどまってしまいます。奇書(室内)から月(戸外)へ出て、また室内に戻る感じもすこし気になります。
書物・室内から離れて、「囮」で、もういっちょ。思う存分おつくりください。
こういう場合、「囮」が席題と思ってもいと思います。また、連句だからといって連句っぽくなくてもいいです。なかはら調でかまいません。
追伸
>虚無への供物はわが青春の書でありました。
!!!
読んだのは20歳少し過ぎだったような気が…。あれから入って、『悪魔の骨牌』ほか短編集(平凡社)を、当時ずいぶんと好きました。
では、なかはら調でやってみます。(そうか?)
囮となって並木にならぶ
わたしは江戸川乱歩から虚無へ、そしてドグラマグラへ至るというコースでした。
ハヤカワミステリと同時進行で。
なかはらさん、ありがとうございます。
あっさりめで、よろしいですね。
月の座がやや大仰なので、うまくバランスしていただきました。
小津さん。秋(三秋or晩秋)、あるいは雑(無季)の長句をお願いいたします。
余談。
乱歩の「いちばん」は「押絵と旅する男」。
夢野久作の「いちばん」は、「ドグラ・マグラ」もよろしいのですが、「氷の崖」。
おはようございます。
恋に入る前に、れいこさんに打越トラップをしかけるつもりで考えました。ほんのささやかですけれど。
第三の男ガウンを脱ぎ出して 夜景
お捌きください。
「押し絵〜」いいですよね。
いいなあ。詩みたい。タイトルもすき。
「ドグラマグラ」については、読破した人を無条件に尊敬したい。
小津さん、ありがとうございます。
ラストシーンですね。
次はわたし。恋の句。少々お待ちください。
雉一羽とどく師走の廚かな 夜景
メルクマールは冬の三ツ星 天気
目的地周辺ですと声がして れいこ
うがひぐすりに奇書の香りが 景
虚空への供物のごとく望の月 気
囮となつて並木にならぶ れ
第三の男ガウンを脱ぎ出して 景
逢瀬に胸のゴング高鳴る 気
なかはらさん、恋を返してください。
無季で結構です。季節が入るなら、秋以外で。
花と恋はもっとも苦手な分野な、なかはらです。
夜景さんの打越トラップ、うれしおそろし。
いや、なにもないところで勝手に転んでいるわけですが。
天気さま
表の恋は純情編、裏の恋は熱情編、
と教わったのですが、その塩梅がよくわかってないかもです。
お捌きください。
恋文は日々の泡から生まれ
なかはらさん、どうも、です。
このブログの旧ブログのサブっで付けたのが l'ecume des jours
https://goo.gl/3so2y9
挨拶句と解しました。ありがとうございます!
ですが、前の句が「逢瀬」で逢うか逢う寸前なので、「恋文」に時間的・地理的に遡るのは、ちょっと…という感じです。ご一考ください。
のんびり行きましょう。
●
>表の恋は純情編、裏の恋は熱情編
流儀はいろいろあるのだと思います。わたしは捌くと言いながら、知識もなく、いいかげんなものです。
純情か熱情か、あるいは獣と化すか、そのときの気分で結構です。
●
打越は、脱いでさえいなければセーフ。〈安心してください〉
(シネコンで007を観てきて、さっき帰宅)
天気さま
おもえば一歩進んで三歩下がるような人生です。
では、再挑戦いたします。
踝が触れあふときの風のいろ
(脱いでないよ、靴下はいてないだけだよ)
おお! いいですねえ。
逢瀬は「瀬」ですから、靴や靴下は脱がねばなりません。
夜景さん。恋からすぱっと離れてください。雑(無季)で。
うーん。
「逢瀬」から靴下だけ脱いで「踝」というのはエレガントですね。
めくれるたびに変はる曲調
如何でしょうか?
あまり「恋」から離れて見えないようでしたらやり直します。
ただいま~、です。
初句会。つくったの一句だけですが。
さて、楽譜と音楽。いいですね。
ただし、音なので、打越の「ゴング」に障ります。もういっちょお願いします。
(夏・冬なら、季節が入ってもいいです。もちろん無季でも)
ここ(コメント欄)は、気軽なおしゃべり、与太話がしたくなる場所ですね。なかはらさん、夜景さんの人徳でしょう。
きょうの初句会は、某結社主宰の俳句相撲。席題で句をつくり団体戦で競うのですが、わたしの担当は「やうなもの」というお題。
やうなもの探して歩く毛皮商
…とつくりました。このお題なら、だいていは下か中に使う。だから上五に使いました。
作者名を開けたたとき、なんとも微妙な反応で、それが嬉しかった。
俳句業界でふつうにウケたりウケなかたtりする句をつくる気は、自分にはもうないのだなあ、と改めて実感したことでしたよ。
ある人は好いてくれ(それはひとりでも)、ある人は唾棄するような(それが大多数でも)句をつくってまいりたい所存。
毛皮商、おもしろーい。
俳句相撲ってのがあるんですね。
なんか遊びかたが大人ですねえ。
川柳の句会とか大会ってのは、たいがい投稿形式でして。
選者あてに投句して、選者が選び、披講する。
参加者の手元には作品のテキストはありません。
読み上げられるまでどんな句なのかわかりません。
自句が読み上げられると、作者は呼名します。
うまいひとはばんばん呼名するという。
ある時、20句ほど出して一度しか呼名できなかったことがあって、
しんそこほっとしたのを思い出しました。
以上、与太話でした。
あ。
007、おもしろかったですか?
観ようかやめようか、迷ってるところです。
れいこさん
>川柳の句会とか大会ってのは、たいがい投稿形式でして。
>選者あてに投句して、選者が選び、披講する。
それ、もしかして「当て込み」のことでしょうか?
数日前、ある人からこの川柳用語を聞いたばかりなのです!
てんきさん
今日は「俳句相撲」という語を知り、一歩ずつ賢くなりゆく夜景です。
ひとつ「やうなもの」を置いてゆきます。
やうなもの凩うごく時みえて 夜景
で、やり直しですが、
盞交はす夜半もありしか
は如何でしょうか? 厳しくご指導下さいませ。
なかはらさん。
6~7人1チームで8チーム。それぞれのチームでまず出場順を決める。それぞれに席題が出て(今回は7人・7題)。1回の対戦で8人(8チームから1人すつ)が出句。全員(出句者は除く)が投票。1位をとった人のチームに1点が入る。というルール。つくるのは1句でいいので、近くの人としゃべっている時間が多い。わりあいラクで、楽しいイベントです。
007は見て損はない感じかと。全体に「まあまあ」。これまでのシリーズ作へのオマージュだらけ(過去作を観ていなくてもOK)。そのオマージュの最たるものが、ラスト。ニヤリと笑えました(映画は、ラストにニヤリとできるだけで充分)。
●
夜景さん。
やうなもの。うめぇなぁ、おい。立つ瀬がない。
で、付句ですが、恋からの離れ具合がいまひとつかと。「二人」が出てくるから。
人間((生き物)を出さないほうが離れやすいかも。
●
グッナイ。湯湯婆湯が私を待っている。
>恋からの離れ具合がいまひとつかと。「二人」が出てくるから。
失礼しました。
そうですよね…実はあのあと「盞をかわす=男の友情」ってのがもう同性愛的な含みがあるよなあ…と反省していました。
あと盞って触れたら音が立ちますね。とほほ。
破れ帆の下でマリワナを吸ふ
どうぞお捌きください。
そしておやすみなさいませ。
ううむ。人を登場させると、何をさせても、どこか恋を引きずりますね。
ここは、人・生き物ナシ、というルールを発動しましょう。
なお、盞の触れた音は打越には障りません。音そのものを詠んでいるわけではないので。
やけいさん
盞が読めなかったあほなわたしです。
「当て込み」というのは、その選者の抜きそうな傾向の句を投ずる
といういわば抜けるためのテクニックですね。
時事を得意とする選者に、時事吟を出すというような。
それも愛、きっと愛、たぶん愛。
てんきさま
相撲俳句の解説ありがとうございました。
楽しそうなルールで、川柳でもやって、みたくなりました。
相撲川柳
いや、川柳はプロレス?
それにしても大人数の句会だったのですね。
びっくりぽんや。
違う!
×相撲俳句
○俳句相撲
>恋をひきずる
ご指摘いただくまで全然気がつきませんでした(←にぶい)。
では、
鳥居にペンキ塗り立ての札
お捌き下さい。
れいこさん
>抜けるためのテクニックですね。
選者の好みを知るひつようがありますね。
賭博っ気があって、すごくおもしろそう……。
わー!
この付句、良いですねえ。前句の「触れる」「風」から、コレですか。すごくうまい。
次は私が付けます。少々お時間をいただきます。
逢瀬に胸のゴング高鳴る 気
踝が触れあふときの風のいろ れ
鳥居にペンキ塗り立ての札 景
朽だら野を目隠し鬼がふらふらと 気
なかはらさん、次は無季でお願いします。
そのあと13句目は夏・月の座となります。
てんきさま
付けました。
いちお。
お捌きください。
螺子になつたり繻子になつたり
連句ってふしぎですねえ。
ふだんの自分とはちょっとちがう自分に出会えるような。
自発的に再考してみました。
発条切れて笑ふ唐傘
再考後をいただきます。
目が0→1。たくみ。
発条・撥条は「ぜんまい」。「はつじょう」「ばね」の読みもあるので、
用字を変えさせてください。
では、夏・月の座。夜景さん、お願いします。
蛇足ながら、おおまかにふたつ方法があります。
A 季語で夏の月にするパターン。例:夏の月、月涼し
B 夏の季語と月を組み合わせるパターン・例:蛾+月etc
てんきさま
付け筋、近すぎるでしょうか(不安)。
モナ・リザを置きしばかりに夏の月
夜景
付け筋は「笑」。
唐傘からモナリザへは、近くないです。充分の距離。
表記、すこしだけ変えます。ナカグロ「・」は最低限にしたいので。
次は私が付けます。夏の月、冬の月のあとは季節を続けるのが作法。だったと記憶しています(ずいぶん久しぶりの歌仙で、じつは思い出せなくて困っている)。
14句目。
ぜんまい切れて笑ふ唐傘 れ
モナリザを置きしばかりに夏の月 景
金魚屋の言ふ黄金比率 気
次はなかはらさん、夏を続けるか、無季で夏から離れるか。
体言止めが3句続いたので、用言止めでお願いします。
てんきさま
斑猫の三頭飛んで三方に
数え方は匹が正しいのかもしれませんが。
ぐぐったら、蝶以外にクワガタも頭と数えることがあるらしいとありました。
肉食ですし、ま、いいかな、と。
あ、でも句そのものがダメなら、どうぞご遠慮なくダメ出しをください。
(ぜんぜん自信ない)
猫と金魚?(勘違いかも)
斑猫は別名「道おしへ」。金魚屋に道を訊くような/教えるような興趣もあります。
さらには(やや無理がありますが)、書物の三方金もかすかに連想できて、おもしろいです。
斑猫は走るイメージが強いですが、飛ばせましたか。
夜景さん、雑(無季)で動物から離れてください。
もうできちゃいました。
荷を解けばイスタンブール雨となる
しかしこういう付け筋ってアリなんでしょうか。ではー。
あ。短句でお願いします。
ああ…はんぶん意識を失っておりました。
ままよ磁針が三途の川を
お捌きください。
方位から磁針。斑猫(道おしえ)はあの世への案内役ですから、掛かり過ぎのきらいはありますが、おもしろいので、いただきます。
次は花の座。三途の川から花へは、ううん、かなり難しそう。
九杯目からは手酌で花の宴 気
前々句、前句に「三」が3つ並んだので(これ、いいのか? 捌き)、
九で遊びました。
なかはらさん、春(早春はNG)を付けてください。
てんきさま、やけいさま
これからねじまき新年会にでかける、
なかはら@じつは下戸です。
食べるぜっ。
囀るやうな久保田の財布
久保田バージョンでいろいろやってみたのですが、
ど、どうでせう……
やっぱし、あかんな。
自主的に再考しますので、
しばらくお時間ください。
さきほど帰宅しました。
ちょい、はしゃぎすぎました(反省中)
春の蚊連れて路面電車に
「磁針」にさわるでしょうか。
再再考しますので、お捌ください。
あ、飲み食いしてました。若者たちと。
囀るやうな久保田の財布
をいただきます。こういうの、大好物。
飲食。こんなかんじ↓
https://twitter.com/soudanus/status/688671250768510976
https://twitter.com/soudanus/status/688672278444310529
名残表に入ります。
順序を変えましょう。次は私が付けて、
天気→夜景→なかはら の順になります。
【追記】
九杯も飲めば、オカネもかかりますから、《囀るやうな久保田の財布》はきちんと付いています。
キモは《久保田》で、「久保田って誰やねん?」というところで、誰なのかは考えずに置きます。
名残表に突入です。
ぜんぶある耕耘機から入れ歯まで 気
耕耘機は春の季語。
夜景さん、雑の七七をお願いします。
こんにちは。
れいこさん。
おいしそうな新年会ですねー。
それはそうと、れいこさん、入交さんをご存じなのですね。
彼女、十代の頃からの親友なのです。
短期間ですが、一緒に住んでいたこともあるんですよ(@京都)。
てんきさん。
お若い方にぎょうさんご飯食べさせて。
なに悪企みしてはりますのん?(←違ってたらごめんね)
句は今夜ひねります。ではまた。
みなさまこんばんは。
千のレンズで模型を組めば
ではおやすみなさい。
夜景さん、ありがとうございます。
ただ、すでに数字が頻出しているので。
一羽
三ツ星
第三
三頭・三方
三途
九杯
千は解消してもらえますか。※以降、名残裏(31句目)まで数字禁止ルール、発動。
やけいさん
えー!!
入交さきちゃんといっしょに暮してらしたんですか。
それはまた、びっくり。
世の中って、世の中って……。
さきちゃん撮る写真がだいすきで、
けっこう親しくしてもらってます。
てんきさま
三をふたつも使ってしまってすまんこってっした。
数字禁止、数字禁止←じぶんに言い聞かせている
ではこちらで。
夜の硝子で模型を組んで
お捌きください。
れいこさん
>世の中って……。
私も驚いています。この辺、入交さんをご存じの方がとても多いようで(彼女はふだん仕事の話はしない)。
夜景さん、ありがとうございます。
なかはらさん、雑か夏か冬でお願いします。
やけいさん、てんきさん、こんばんは。
しょうもない話してゆく郵便夫
景気、景気と並んでいて(この際、れ は抜く)
景気よさげでしたね。
ほんと、しょうもない話ですが。
お捌ください。(できれば句のほうを)
なかはらさん、ありがとうございます。
どんな付け筋なのか、あれこれ考えて、水晶の夜(クリスタル・ナハト)とかにも思いを至らせたのですが、。結局はっきりとはわからず、模型には仕様がくっついている、ということで、自分を納得させました。
次は私が付けます。少々お時間を頂戴します。
戸口で付けます。
鍵穴越しに大海原が 気
夜景さん、恋をお願いします。
てんきさま
悩ませてしまってすみません。
ガラス壜の手紙を連想しました。
連想ゲームぢゃないんだから>自分
付け筋ってのがいまいちわかってないっぽいですね。
ああ、瓶詰の手紙!
硝子→瓶詰の手紙→郵便夫。
だったら、大海原は(変則的に)打越に障りますね。1.5句前に障るというか。改稿します。
●
>連想ゲームぢゃないんだから
いえ、連想ゲームでいいと思います。ただ、連想の回数が増えると、伝言ゲームみたいになってしまうことがありますね。
鍵穴は残して、
鍵穴越しのアタカマ砂漠 気
夜景さん、恋を。
こんにちは。
本日、まれにみる外気の冷たさです。
南の島にゆきたくてこうなりました。
ウクレレを小脇に忍び逢ふことも
お捌きください。
小脇、いいですね。
なかはらさん、恋を返してください。
てんきさま
雑でよろしいんですよね
お捌ください
いやんなつちやう小皺も好きで
なつかしい! 若い人はわかんないでしょうねえ、牧伸二。
次は私が付けます。
なお、動画に「天国から落ちた男」でのバーナデット・ピータースとスティーヴ・マーティンのデュエットを貼っておきます。
錠剤の雪より白き徹夜明け 気
冬のような、無季のような。
夜景さん、冬か雑で。
雪よりも白き錠剤徹夜明け に替えました。
この前句、何も考えずに書くと
すごく近くに付いてしまいます。
何度か書き直して、
カプセルに乗るサルの一行
お捌きください。
錠剤からカプセルは近いですが、句はまったく別の雰囲気なので、よろしんじゃないかと思います。
ただ、漢数字の「一」を解消してください。
猿の団体とか?
すみません。ど忘れしてました。
はい、
カプセルに乗る猿の団体
でお願いします。
ありがとうございます。
なかはらさん、雑or夏でお願いします。
てんきさま、やけいさま
こんばんは。
カプセルにぎゅう詰めのサル、シュールですね。
秀吉のやうな部下来て梅雨に入る
ど、どでしょう……。
歌仙は一巻のなかでいろいろな場所・いろいろな時代に行くのが愉快です。その意味で、夜景さんのカプセル=宇宙、なかはらさんの日本史+サラリーマン社会、この2句で、すばらしく幅が出ました。あらためてありがとうございます。
ただ、5句目に「ごとく」、18句目に「やうな」があるので、この句では避けたいところです(ルールではなく)。あと、うるさいことを言うようですが、「来て」「入る」と、すこしややこしい感じがします。
「秀吉」「部下」は残して、ちょっと考えてみていただけますか。
「やうな」は言い換えが聞きそうです。秀吉と言ひ張る 秀吉の生まれ変はりの 秀吉級の 秀吉似 などなど。
てんきさま
了解しました。
では
秀吉を真似る部下ゐて梅雨の入り
お願いします。
under construction
こういうの、楽しいですね。
すき。
ありがとうございます。いただきます。
次は私が雑で付けて、夜景さんの29句目は「秋・月の定座」、なかはらさんの30句目が秋、となります。
名前彫れます金の延べ板 気
夜景さん、秋・月の定座をお願いします。
こんにちは。
たぶん出来たと思うのですが…。
盗賊も見惚れるほどの月であろ
夏の月と異なり、秋の月は「月」一語でかまわないのですよね?
猿→秀吉→金→盗賊、と、やや停滞した感じはありますが(その原因をつくったのは、私ですね)、よろしいんじゃないでしょうか。
盗賊は何かに見惚れることはあまりなさそうですし、それくらいの月、というのは、なかなかの名月です。
なかはらさん、秋を続けてください。このところの流れから離れる、を意識していただけると幸甚です。
追記。
盗賊の時代性が、秀吉に、かすかに障るようです。
怪盗に替えれば、時代の面で、それが解消されそうです。
夜景さん、替えていいですか?
(代案あれば、お申し出ください)
おはようございます。
はい、怪盗の方が月夜に映えますし、キュートです。
怪盗でおねがいします。
夜景さん、ありがとうございます。
なかはらさん、秋をお願いします。
てんきさま
離れるというのは付け筋を考慮に入れなくていいということなのでしょうか。
そこんとこがまだ(まだ!)よくわかってないかも。
ご教示いただければさいわいです。
オールバックの園児ら通りさねかづら
あ、短句(七七)でお願いします。
それと、
オールバックの園児ら通り//さねかづら
切れが明確なので、その意味でもNGです。隣(前後の句)とのあいだに切れを生じさせるのが連句なので(私の解釈)、一句の中に明確な切れがあってはなりませぬ。
それと同じ理由で、前句からある程度の距離を出さないと、俳句で言う(一句の中の)ツキすぎになってしまいます。言い換えれば、前句の《続き》のようになってはいけない(発句・脇、恋のやりとりは除く)。
●
で、ついでに。《付け筋》と《離れる》について。
あくまで我流の捌きですが。
《付け筋》《付けること》は常に必要。
《離れる》は、空気を変える、ノリを変える、場所を移す、みたいな感じでしょうか。
付け筋は単純明快でも離れることはできます。
例:
http://www.asahi-net.or.jp/~xl4o-endu/renku11.htm
A 外套の巨人の背の遠ざかる 人
B 年玉で買ふ玩具のピアノ を
巨人との対照で子どもを持ってきました(単純明快)。Aのある種荘厳な、大掛かりなハリウッド映画のような世界から、畳の上のちんまりした昭和の映画のような世界へと、大きく《離れる》ことができています。
●
あ、でも、「怪盗」への改稿で、それまでのかすかな渋滞はほぐれましたので、どのくらい離れるか、距離はご随意に。
わ。
短句でしたね。すみません。
>一句の中に明確な切れがあってはなりませぬ。
>《付け筋》《付けること》は常に必要。
きょうはふたつ、だいじなことを教わりました。
わかりやすいご説明ありがとうございました。
では、気を取り直して。
カリブ海まで鰯を追つて
ありがとうございます。
良い歌仙になっているので、ここまで来たら、捌きとして贅沢を言います。
金の延べ板→怪盗→カリブ海
と来ると、やや後戻りした感(打越にかすかに障る)。カリブ海には金(きん)の匂いがします。
「追ふ」だけで怪盗に付いていますから、打越を意識して、別の感じに調整していただけますか。
てんきさま
>「追ふ」だけで怪盗に付いていますから
なるほど。
これは目からウロコでした。
喜望峰まで鰯を追つて
(あれはバスコダ・ガマでマルコポーロじゃないよね)
(打越にさわるきらいがあれば思考いたします)
喜望峰となるとバスコダ・ガマ、大航海時代。カネや黄金の匂いしかしません(笑。あざやかに打越です。
鰯を追う、は、この際、活かしましょう。ちょっとそこまででもいいし、誰かと一緒でもいいし(ただし恋はいけません)。力を抜くと、すんなり良い付句になりそうです。
※さっきまでくにたち句会でした。
おはようございます。
やっぱり……。
海ってどこもお宝の匂いがするっていうのに気づきました。
竜宮城でさえです(笑
んと、では
こんなとこまで鰯を追つて
とてもよろしいんじゃないでしょうか。
次は私が付けます。
いよいよ名残裏に入ります。
野博打の茶碗に虫の声しきり 気
鰯から皿なら明快ですが、ちょっと横道に行って、茶碗で付けましたが、あるいは、「こんなとこまで」に野博打が付いているとも解せそうです。このへんは、どうぞ、よしなに。
夜景さん、雑をお願いします。
以降、
33 なかはらさん
34 天気
35 春・花の定座 夜景さん
36 挙句 なかはらさん
…となります。
こんにちは。
相槌を打つ僕の伯父さん
なんとなく、軽くしてみました。
よろしいですね。
付け筋の「打」ですが、その字が前句にあるので、用字を替えます。
なかはらさん、雑をお願いします。
てんきさま、やけいさま、こんばんは。
立春ですね。
遠吠えのところどころに笠智衆
お捌ください。
は。
ごめんなさい。
「声」であきらかに打越であることに気づきました。
再考します。
電線に引つ掛かつてる候補A
お願いします。
おはようございます。
ジャック・タチとかも思い出してみたのですが、付け筋がよくわからなかった(ぼんやりしててすみません)という部分はあるのですが、
それよりも、
終盤・名残裏では、謎を残さずに大団円に向かうほうがよいので、その方向で、もういっちょ、お願いできますか?
はい、わかりました。
とはいえ、大団円につながりますかどうか。
少年と中年バスに乗り遅れ
いいかんじです。
時間どほりに潮の満ち干き 気
遣句っぽく。
海がまだ出ていないので、出しました。
夜景さん、春・花の座をお願いします。
おはようございます。
響きよき租界は花の盛りなる
これ、盛りで時間につけたつもりなのですが(不安)。
もしもついていなかった時のために
あかときの租界は花の盛りなる
も置いてゆきます。
租界。いいですねえ。
海で租界がうまく付いています。
「あかとき」のほうをいただきます。夜を徹して遊んだあとのような味わいです(なぜか寝ていない)。
それでは、なかはらさん。挙句をお願いします。三春or晩春。
挙句にはいろいろな流儀があると思いますが、まずは、思うがままにやってください。ひとつだけ、少し前に申し上げた「謎』は残さぬように。謎が残ると、去りがたく、めでたく満尾というわけにいかないからです。
てんきさま。
思うがままにやってみました。
謎はない(はず)
上海行きの切符うららか
切符がやばい気がしますので、
やけいさんに倣ってもういっこ置いておきます。
中国茶葉のうららに開く
ダメ出しお願いします(よほど自信がないらしい)
ありがとうございます。
ですが、上海とか中国は、租界の(直接の)「説明」になってしまっています。
もういっちょ、ゆっくりでかまいません。雰囲気に浸っていただく(租界の明け方に満開の桜を仰ぐ)と自然に挙句が出てきそうです。
てんきさま。
ひたってみました。
夢と現のあはひは朧
「あはひ」で租界に付けたつもりなんですが。
おそろしいほど自信がありません。
ありがとうございます。
さすが自信がないだけがあるw
私の方向付けミスですね。萎縮させてしまいました。申し訳ありません。
「夢と現のあはひ」なんてフツーのことを言わずに、のびのび好きにやってください。
もういっしょお願いします。
はい、我ながらガチガチでしたね。
き、気が弱いので(うそ)
バンドネオンに踊る春の陽
ど、どでしょう?(いまだ自信がない)
バンドネオン、いいですね。
そこで、ですが、「春の陽」と前句の「あかとき」の相性がすこし気になります。「あかとき」は陽のさまでもあるので。
●
挙句について整理(自分流)。
1 挙句は前句の花の座からあまり離れないのがよい(と思う)。(歌仙という)旅がまたもや始まってしまいそうになるのはNG。
花の座を受けて、一巻、これでめでたく終わり、とう雰囲気がよい。
2 発句に還る感じが匂ってもオシャレ。36句が円環を成すような。でもそれはオマケ。
さて、この場合。
前句の「あかとき」の「租界」にありそうなものなら何でも付く。都会的なものなら何でも、とも考えられる。バンドネオンは大いにアリ。
打越は海と時間。そこを避ける。
そう考えると、バンドネオンを活かして、前句の時間(あかとき)との齟齬を回避。あるいは、バンドネオン以外のモノを持ってくる。
●
挙句は、難しいといえば難しい。でも、満尾を急ぐこともありません。楽しんでみてください。
「なかはら」調も、ぜんぜん問題ナシ。捌きとしては期待してしまいます。
てんきさま。
どんなのが「なかはら調」なのか、自分ではとんとわからず。
わからずにやってるからこその「調」なんでしょうね。
というわけで、祖語回避型と、謎を残すおそれあり型を。
バンドネオンにとまる春蝉
フランス窓を生れ出るシヤボン
(観音開きに自虐をこめてみました)
バンドネオンにとまる春蝉
いいですねぇ。
満尾です!
れいこさま、てんきさま
おめでとうございます!
最後、とても軽やかでロマンチックになりましたね!
ジ・エンドの文字が似合いそうな、すてきな光景。
・
巻いている最中は手さぐり感が強くて
どうなることやら…と不安でしたけど
ぜんぶ見直してみるとそれなりではないですか。
初心者でもこんなに楽しめるのですね。
最初すごーく冬の感じで、
最後はほんとに春の感じ。
うれしい。
にゃーん。
てんきさま、やけいさま。
お二人とご一緒できてほんとうに楽しかったです。
この一カ月余、いつもあたまの隅に歌仙がありました。
終わってしまったんですね。
めでたさとさみしさが入り交り、びみょうな気分です。
呑みこみの悪い生徒を導いてくださったてんきさま。
たいへんお世話になりました。
やけいさん、ほんとにねー。
現実の世界でも立春すぎましたし、ね。
やけいさんと同じ場を共有できて、とてもうれしかったです。
にゃーん。
愉しい歌仙でしたね。
我流のイイカゲンな捌きにお付き合いいただき、感謝しております。
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