2012/10/07

「こんなところ」パターン・ふたたび

今週の週刊俳句、小林苑をさん「空蝉の部屋 飯島晴子を読む〔 7 〕」が「こんなところに」パターンを取り上げている。
私達は普段「こんなところに」と聞けば、「どんなところ?」と反応する。既成の体系にのっとって、ということだろう。一方で、俳句の中で語られれば、その違和感だけをすんなりと受け入れる。もう「こんなところに」が使い古されたあとに私達はいる。

このブログで昔取り上げたこともあって。

「こんなところに」型

そこでも少し触れたが、「こんなところに」のうしろに「何を持ってくるか」 に、人名という選択もあるわけです。なんでも人名に行っちゃうのは、よくない性癖ですが。

季語+こんなところに+5音の人名

その記事に挙げたのは、笠井亞子(はがきハイクの相棒につき例示を許されよ)、瀬戸わんや(なぜか獅子てんやは出てこない。俳味という点で難があるのか)、越智道雄(翻訳家)。政治家は越智通雄。選挙カーで「下から読んでも越智通雄」と連呼していたとか。目黒区在住・祐天寺大将がよく言っていた。

5音の人名なら、他にいくらでもある 。

ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、郷ひろみ、多湖輝。なんか古い。なんとかミクというのも5音ではなかったか。俳句世間では、spicaが暗刻状態(神野紗希、江渡華子、野口る理)。大御所で宇多喜代子。

というわけで、三島ゆかりさん、俳句自動作成ロボットを作ってくれないかしらん。プログラムとしては、上中下の位置が決まっているので単純だろう。もっとも、「自動」のおもしろみは薄いかもしれない。

 

で、ちょっとバリエーション、いま思いついた。「そんなところ」パターン。

××××のそんなところが△△△△△

  例 伯母さんのそんなところが竈馬

ま、これは「に」でもいいわけです(句意も趣向も違っちゃうけれど)。


バレ句になっちゃあ、つまらないので、そこのところ注意を要す。

でも、これではウケないので、パターンとして広まることも定着することもないだろう。

2012/10/03

ピーほか 〔備忘録〕

2012/10/02

手ぶらな句

俳句は、きほん、「まるごし」、あるいは「手ぶら」がいいです。

これにはいろいろな意味があるのですが、例えば、表記。

  さよなら、ウォーホル 丸ごとのトマトを齧る  福田若之〔*〕

読点とか1字アキとか、いらないですよね。

《さよならウォーホル丸ごとのトマトを齧る》。ほら、このほうがいい。少なくとも、見た目、すっとしている。


それから、カギ括弧「  」。

不要でしょう、という句がほとんど(≫例


手ぶらで、すっと、あるいは、ぼぅっと立っている、という風情が、きほん、よろしいです。



〔*〕 「さよなら、二十世紀。さよなら。」;週刊俳句 第276号 2012-8-5

「Haiku of the Dead」連載スタートを祝して


石原ユキオさんの連載はこちら↓
http://spica819.main.jp/tsukuru/tsukuru-ishiharayukio






「ゾンビ」(Dawn of the Dead ジョージ・A・ロメロ監督/1978年)もいいけど、「ショーン・オブ・ザ・デッド」(Shaun of the Dead エドガー・ライト監督/2004年)もね!


2012/10/01

暴風句会

十五夜に颱風直撃。予定していた句会を中止にすることなく決行。

少し早い目に散会(といっても10時を回っていた)。外に出ると、暴風のなか、きれいな満月が見えた。

  真つ向に名月照れり何はじまる  三鬼

いえ、いろいろ終わって、もう、みなさん、お帰りんなる。

電車が動いているのかなど心配ではありましたが、いちおう誰一人遭難することもなく無事ご帰宅された模様。 お疲れ様でございました。