同タイトルのブログ記事より。
散文的な意味で筋道をつけるなら(それが句にとって良いことかどうかはまったく別として)、出だしから中盤までのセリフを、毛布にくるまった人が、あるいは毛布の中から口にしている、と読める。
毛布は、世界と対峙するときの殻(衣服よりも要塞感が強い)なわけで(頻繁に使用されるモチーフ)、「メツボウ」(カタカナ表記、いいなあ)を願う/望むに最適な道具立て。
そんなふうに《意味を通してしまう》ことをしても、私にはじゅうぶん面白いのだけれど、最初に言ったように、辻褄を合わせる読みが良いのか悪いのか、いまのところ不明(将来も不明?)。
毛布からのぞくと雨の日曜日 加藤かな文(句集『家』2009年8月)
それにしても寒い。花冷えは毎年のことだけれど。
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