
2014/06/13
2014/06/12
■ゼリーとクラゲ
プネウマ pneuma は息とか風とか空気。見えないけれど、見えるものが「そう在る」ことの根拠、というか、土台というか。
霊気と解してもかまわないのだろうけれど、そうすると神秘感が強すぎる。神秘は神秘なのだが、モノ的に、気息や風と考えるほうがしっくりくる。
まなざしはゼリーぢーつとしてゐると 小津夜景「天蓋に埋もれる家(中)」より
小津夜景さんの近作を読んでいると、ふと、そのプネウマを感じることがあるのです。
くらげみな廃墟とならむ夢のあと 同「天蓋に埋もれる家(前)」より
触診のラジオはいつも嗄れている 同「ハラペーニョで人類を」より
あしのうらぽかんと眠るとき他人 同
ゼリーは夏の季語として定着しているらしい。そういえば、クラゲ(これも夏の季語)は jellyfish ですね。
ただの余談です。
霊気と解してもかまわないのだろうけれど、そうすると神秘感が強すぎる。神秘は神秘なのだが、モノ的に、気息や風と考えるほうがしっくりくる。
まなざしはゼリーぢーつとしてゐると 小津夜景「天蓋に埋もれる家(中)」より
小津夜景さんの近作を読んでいると、ふと、そのプネウマを感じることがあるのです。
くらげみな廃墟とならむ夢のあと 同「天蓋に埋もれる家(前)」より
触診のラジオはいつも嗄れている 同「ハラペーニョで人類を」より
あしのうらぽかんと眠るとき他人 同
ゼリーは夏の季語として定着しているらしい。そういえば、クラゲ(これも夏の季語)は jellyfish ですね。
ただの余談です。
2014/06/11
2014/06/03
■はがきハイク:第9号
出ました。
業界最小最軽量、制作費最安・郵送費最安の俳誌。
第8号は去年の12月でしたので、半年ぶり。消費税アップで切手代が上がって以来、最初の号です(ぺたぺたたくさん切手が貼ってあるのも一興、とご寛恕ください)。
「なんだ、それ? 見てやるから送れ」という方は、tenki.saibara@gmail.com まで送付先をお知らせください。
業界最小最軽量、制作費最安・郵送費最安の俳誌。
第8号は去年の12月でしたので、半年ぶり。消費税アップで切手代が上がって以来、最初の号です(ぺたぺたたくさん切手が貼ってあるのも一興、とご寛恕ください)。
「なんだ、それ? 見てやるから送れ」という方は、tenki.saibara@gmail.com まで送付先をお知らせください。
2014/06/02
■牛の鼻
牛の鼻には、カメラを向けたくなる。私(たち)を惹き付ける何かがあるのでしょう。
これ(↑↑↑)は相模湖あたりの小さな牧場。
夏草や風に乾かぬ牛の鼻 鈴木牛後
夏草も何もかにも、風に乾いている。牛の鼻だけが乾かずに(乾いたらダメなんじゃないか、と思います)、濡れている。ややこしいこと、むずかしいことは何も言わず、色や温度、湿度だけが、ここにあります。
掲句は『暖色』(2014年5月/マルコボ・コム)より。
これ(↑↑↑)は相模湖あたりの小さな牧場。
夏草や風に乾かぬ牛の鼻 鈴木牛後
夏草も何もかにも、風に乾いている。牛の鼻だけが乾かずに(乾いたらダメなんじゃないか、と思います)、濡れている。ややこしいこと、むずかしいことは何も言わず、色や温度、湿度だけが、ここにあります。
掲句は『暖色』(2014年5月/マルコボ・コム)より。
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