2014/06/02

■牛の鼻

牛の鼻には、カメラを向けたくなる。私(たち)を惹き付ける何かがあるのでしょう。


これ(↑↑↑)は相模湖あたりの小さな牧場。

  夏草や風に乾かぬ牛の鼻  鈴木牛後

夏草も何もかにも、風に乾いている。牛の鼻だけが乾かずに(乾いたらダメなんじゃないか、と思います)、濡れている。ややこしいこと、むずかしいことは何も言わず、色や温度、湿度だけが、ここにあります。

掲句は『暖色』(2014年5月/マルコボ・コム)より。

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