俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2015/03/27
■卒業シーズン
これよりは恋や事業や水温む
高浜虚子
虚子が東京高商(明治20年設立旧制専門学校)卒業生に贈った句。
卒業後は、恋も訪れるだろう、仕事もはじまるぞ、つうことで、なかなか洒落ている。硬い訓示ではなく「柔らかい」方面にも通じたオトナぶりがいいじゃないですか。
「事業」は起業にも解せる。今の時代のほうがむしろしっくりくるような句。
なお、東京高商が前身の新制大学・一橋大学の今年の卒業式は3月20日(金)だったらしい。この記事、ちょっと遅かったですね。
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