ヒヤシンスしあわせがどうしても要る 福田若之
歩く鳥世界にはよろこびがある 佐藤文香
「しあわせ」を希求することと「よろこび」の存在を知ること。
ヒヤシンスを見てるのもいいけど、歩けば(飛ばなくても)、そこに「よろこび」があるんだよ、と。
「よろこび」を〈外〉に見出す態度は、ヒヤシンスの句への返答、アドバイスに思えてきます。
単純で幼稚な読みですが、前者はひとつの始まり、後者はひとつの答え。
鳥の句が無季なのは、年がら年中、よろこびはあるんだよ、ということでしょう。
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