緑蔭に三人の老婆わらへりき 西東三鬼
俳句における「三人」がエラく意味ありげな人数になったのは三鬼のこの句からなのだろうか。
三人の一人こけたり鎌鼬 池内たけし
鳥のごとくいつの日か死す三人いて 宇多喜代子
寒林を三人行くは群るる如し 石田波郷
三人とも麻の服着て見つめ合ふ 飯島晴子
キャベツ買へり団地の妊婦三人来て 草間時彦
三人の音も立てずに昼寝かな 岸本尚毅
不肖の娘三人桔梗の芽に雪 塚本邦雄
で。
四人目はしやがんでゐたり冬の海 齋藤朝比古
この句にも「三人」がいます。
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