俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2015/01/23
■蛤のあぶく
『蒐』第14号(2014年12月)より。
蛤のあぶくは雀のこゑらしき
馬場龍吉
「雀蛤となる(雀大水に入り蛤となる)」は七十二候のひとつで晩秋の季語。そこからの連想で成立した句。
こういう下敷きからの展開は粋ですね。「季語の説明」という無粋とどう一線を画すかが決め手でもあるわけですが。
「あぶく」が見える句。微細なものへの視点もよいです。
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