5音7音の12音が出来た。さて、あとの5音は? というクラシックな話題。
取り合わせがどうの、ツク・ツカナイ・ツキスギがどうの、「季語の斡旋」(業界用語)がどうの。いろいろと技術的なことはありますが、あまりに鹿爪らしく、したり顔でわかったような議論は、なんだかなあというところがあります(それがだいじなケースももちろん多々あるのですが)。
そんなもん、ちゃらんぽらんでいいよ、ということも、おおいにあります。
新しき猿又ほしや百日紅 渡邊白泉
「さるまた」? さる? じゃあ「さるすべり」で。
てなかんじだったにちがいありません。製作過程は。
さるすべりも猿が滑るからさるすべり。猿から猿、ということで、音だけではない繋がりもあるにはありますが、つまりは「さる」だから「さる」です。
安易。素晴らしい安易。
こういう態度は、俳句においてとてもだいじだと思うのです。
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