俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2015/11/19
■一周忌の柿
『里』2015年9月号(2015年10月23日)より。
柿切つて崖あらはるる一周忌
黒岩徳将
「もいで」ではないので、柿の木を切ったと解しました。
亡くなった人の家を、親しい人が整理する。柿の木をそのように限定して読みましたが、そうでなく、どこかにあった木、と読む人もいるでしょう。
無住となった家は、すぐには片付かず、1年くらいは知らぬ間に経ってしまいます。
先立った人への哀悼・愛惜の気持ちも強く感じる句。
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