劇的なクローズアップ。
それ(とそれ)しか見えない、といった感興を句がうみだすとき、そこにはフレーミングの妙というだけではない、ある種の気概のようなものがある(気概をそれほど大げさに捉える必要はない)。
ところで、少し前に、劇中音楽に2種類があって、
≫その場で鳴っているはずのない季語の話
という話をしましたが、この句の「りんご」は、実際に鳴っている音ですね。
ラヴ&ピース!
掲句は、佐藤文香編著『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』(2017年8月31日/左右社)より。
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