九月が終わった。NHK「ひよっこ」も終わった。たのしく(録画を)観たが、なにしろ登場人物全員が「いい人」で、すべてがハッピーエンド。現実にはあり得ない。
一方、「ウツボカズラの夢」という民放のドラマは、世俗の欲にまみれたどろどろのドラマ。
このふたつを観ることで、精神的なバランスがとれた。あたりまえだけど、世の中、どっちかだけじゃないので。
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ウェブサイト「スピカ」9月の連載、小津夜景「かたちと暮らす」も終了。楽しめた。
≫http://spica819.main.jp/category/tsukuru/tsukuru-ozuyakei
なにがいいって、明るくて、風通しがよいところ。
「明るい」の対義語は「蒙い」。明るさとは、ものごとによく興味をもち、よく知り、よく愛すること。
風通しのよさは、自由。なにごとからも自由。《自分》からも。つまらない因習からも。鈍重な枠組からも。
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9月のくにたち句会、無事終了。ときどき思い出したように銘打つ「悪魔のように句をつくり、悪魔のように飲み且つ喰う」だが、みなさんの加齢とともに、また成員の緩やかな入れ替わりによって、悪魔成分が薄まり、アダルトでラヴ&ピースな進行。
句会後は、きのこ鍋メインにいろいろ。きのこ鍋はいろいろなきのこを入れるのがよろしいです。きのこはそれぞれ良い出汁が出ますが、ブレンドの度合いが高まると、なおいっそう美味。
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