2017/09/30

■地雷の話

佐倉色(さくら・しき)『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』(2017年6月9日/飛鳥新社)は、新人漫画家がトンデモない担当編集にぶち当たってしまい、恐ろしくひどい目にあうという実話。業界暴露というよりサイコホラーとしておもしろく読んだ。

登場する担当編集やその上司(編集長)はいかにもいそうで、リアル。マンガという分野、出版という業界に限らず、いわゆる「地雷」被害、この手のサイコホラーな被害と、誰もが無縁ではないということなんだろうと思います。



それはそうと、この本、「字の多いマンガ」と思って読んでいましたが、括りとして、「マンガ形式のエッセイ」らしい。どうでもいいっちゃいいことなんですが、へぇと思いました。

話は飛ぶんですが、福田若之『自生地』。世間では「句集」ということになっているようですが、私の捉え方は「俳句のたくさん入った自伝的青春小説」。


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