2018/01/17

■書かれていることだけが、そこにある

俳句をつくるとき、象徴作用や隠喩〔*〕が働かないようにしている、と告げても、理解してもらえない人に、さらに、どう説明すればいいのか。これはかなり難しい。

俳句は、書かれていることだけが、そこにある。書かれていないことは、そこにない。それが俳句の潔さ。そう思うから、俳句を続けている。

こう説明しても、きっと納得してもらえない。彼ら/彼女らは、《書かれていないことを読み取る》ことこそが、良き読み方であると信じているので。


〔*〕見立てとして機能する隠喩を除く。

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