あるとき都内のホテル、喫煙具売り場のショーウィンドウにゲバラの灰皿を見つけた。小ぶりの白い陶器に色鮮やかな顔の絵。値札を見ると、数万円! ゲバラがあの世からこれを見たら、なんと思うだろう。
ゲバラほど顔が売れた人はいないだろう。同じ肖像が数限りなく複製され、世界中のモノに描かれている。その数はアインシュタインやマリリン・モンローを上回るかもしれない。
≫チェ・ゲバラ10句
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2008/09/blog-post_9509.html
週刊俳句で初めて自分の句を発表したもの。
当時、《つばめむかしへ帰るチェ・ゲバラの忌》はどんなリズムで読まれるのだろう、興味がある、というお便りをいただいた。
つばめむかしへ 帰るチェ・ ゲバラの忌 7 5 5
「チェ」の後の「・」はどうしても一音を食う。ここに一音を置かず「チェゲバラ」と4音だと、ゲバラじゃないみたいなのだ。
ゲバラの本名はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ。「チェ」は親しみを込めて「やぁ」「おい」「友」と呼びかける語だそうだ。「やぁ」の後には一拍呼吸が要るのですよ。
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