2015/04/27

■空港から空港へ

空港は、(当たり前ですが)ひろびろとしているから、大好きです。

搭乗の通路の長き夕焼かな  鶴岡加苗

週末、羽田からの便は午前中で、どこにも夕焼はありませんでしたが。

この句には「通路」とありますから、空港搭乗口までの長く歩くそのあいだ、外は夕焼、ということでしょうが、通路の最後、機内へと繋がるボーディング・ブリッジを歩くときまで含めて、夕焼を感じる句です。

ところで、搭乗というのではありませんが、函館空港から羽田に帰ってきたときは、タラップから降りてバス。最近はボーディング・ブリッジが多いので、たまに経験するこのバス移動が、嬉しい。

空港の広さが実感できますし、機体や、空港内ではたらく各種車両を間近にできますから。

実際、車内では、小さな男の子が歓声をあげていました。そりゃ気分がアガりますよね。

なお、そのときは夕刻ではありましたが、夕焼は拝めませんでした。



掲句は鶴岡加苗句集『青鳥』(2014年7月)より。

0 件のコメント: