むかし雪我狂流さんが言っていたことの受け売りだけど、句誌に発表した連作や句集には、みんな「いいこと」しか言ってくれない。それはウソではなくホントのことだろうからうれしいわけですが、わざわざ「つまらない」と言ってくる人はあまりいない。いいと思う句と、つまらないと思う句と、どちらもあるはずで、そのうち「いい」ほうにしか触れてくれないわけです。
そこで、句会です。
句会で句を読んでもらうというのは、とても貴重な経験なのです。無視されたり、ボロクソ言われたり、そんななかで好いてもらえたりするわけですから。
句会って、だいじですね。
そう言ってるわりにあまり出かけていかないけど。
(句会が日常化しないように気をつけています。鮮度が保てるように自制しています=言い訳)。
で、句会がすべて、かというと、そんなことはなくて、一部に過ぎません。句会がなくても句は読めるし句は作れる。
句会はいわば楽屋です。
句会の前に個人の作業があるし、句会の後にも個人の作業がある。最終的にはひとりでつくり、ひとりで決める。
舞台は、やっぱり、句誌なり句集なりの発表の場なのですけれどね。
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