私が最もこの俳誌に惹かれる点はすべてが印刷の昨今にしては非常に珍しく宛名がブルーインクで手書きである事、そして切手がはられている事だ。ここに注目していただいたことは、とてもうれしい。それと同時に、興味深いのが、宛名の手書きと切手について「非常に珍しく」と書いてあるところ。そういえば、宛名は、賀状などを含め「宛名印刷」が多くなりましたね。
「はがきハイク」にも「宛名印刷」を使えばいいじゃないか、という意見もありましょうが、ノー。使わない。
商用その他のダイレクトメールならともかく、私信に「宛名印刷」はとても抵抗がある。「はがきハイク」は「私信のような俳誌」という位置づけなので、宛名の手書きは当然。手書きがめんどうになったら、廃刊すると思う。宛名以外はぜんぶ印刷だだけど宛名は手書き。これが基本。
ちなみに「はがきハイク」 では、「どうすれば紙っぽいか」が(私の)考え方のひとつの柱。紙っぽくあるためには、料金別納のスタンプよりも切手がいいし、印刷は印刷所に頼むのではなく、個人のプリンターで印刷。少々粗い印刷がむしろ紙っぽいかもしれませんが、昨今は、個人用の小さなプリンターでもとてもキレイに仕上がる。
ま、そんな感じですが、次は第10号。秋が終わらないうちに出す予定。鋭意進めている最中でございますよ。ごめんね。
2 件のコメント:
わたしも宛名は手で書くようにしています。書いている間はその人のことを考えます。
そうですよね。それがありますよね。
切手も、その人のことを考えて選んだりします。
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