2018/02/17

■『オルガン』第12号の鯨

会議眠たし馬鹿シロナガスクジラ  田島健一

「馬鹿」の挿入具合・混入具合。「白鳥定食」を思い出した。

『オルガン』第12号(2018年2月3日)には、福田若之「パサージュの鯨」13句も掲載。

徐行する鯨の知その裏のたばこ屋  福田若之

福田は同じタイトルで、『週刊俳句』第57号(2017年12月24日)にも10句の鯨句を寄稿。一句も重複しておらず、合わせて23句を「パサージュの鯨」と解すればよいのかもしれない。

【訂正・補記】
「パサージュの鯨」は他にもたくさんあるらしい。『オルガン』の同じ号のテーマ詠にも。また、いま話題沸騰(参照1参照2)の『群青』にも。つまり、福田鯨は大増殖中。

鯨って、魅力的なんですよね。


そうそう。田島健一『ただならぬぽ』、ゆうべ再読したんだけど、やっぱり、クソおもしろいぞ、これ。

ラヴ&ピース!

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