このツイートを見て、思い出したのですが、句会で、たまにありますね。風は吹くもの、雨や雪は降るもの、てな感じで、語の重複、ムダの指摘。
でも、私は、使います。雨が「降る」も、風が「吹く」も。
調べ/韻律、感触の点で、それがいいと思うなら(音数合わせも含め)、使います。意味(だけ)で句をつくっているわけではないので。
句会のクリシェだと、例えば「季語が動きますね」というのもあります。
これについては、「動いていいんだよ」と思ってます。動こうが揺れようが、作者/読者がそれでしっくりくるなら、それでいい。しっくりきていないなら、しっくりくるまでいろいろ動かしてみるといい。
だいたいが(まじめに言いますが)、二句一章(いわゆる取り合わせ)で季語が動かないなんてことはありえない。動きます。
取り合わせの句で、「この季語は動きませんね」などと、したり顔で言う人もいますが、「現状、その人が考えうる限りにおいてベストに近い」というだけの話です。
句会に数回出れば誰でも覚える程度のクリシェを、そんなにありがたがる必要はありません。鼻たかだかにクリシェを連発する人がいたら、信じないことです。「この人、なにも考えてないな」つうわけで。
(それがクリシェなのかどうかがわからん、ということもあるでしょう。つまり、得意満面なんだけど、どこかで聞いたことばかり言ってるな、この人、と思ったら、眉に唾つけておくのがいいです)
句会や俳句に「慣れる」ことと、俳句を親しくすること・だいじにすることとは、まったく別ですしね。
ラヴ&ピース!
0 件のコメント:
コメントを投稿