2018/02/23

〔連鎖〕鳩尾≫蛮族

1

運針のあとを音符がついてくる

英虞湾はしずか遠心力により

夜はまだ四つに畳まれたまんま

ひかがみが輝きここは泣くところ

しゅるるんとコードをしまう鳩尾に なかはられいこ


2

深夜28時…。

タルホニア博士は星型をした硝子の器に、新種のモリアオガエル式アンドロイドを浸しては、ひどく神経質な手つきでその青白い脚を洗っていた。窓の外では、ほわわん、ほわわん、と粋な超おんぱを奏でながら、雑種のコウモリが飛んでいる。コウモリは、この時代にしてなお生身の身体を死守しているファンキーな蛮族だ。

小津夜景



れいこさんからいただいた5句を夜景さんに投げたところ、このような2連になりました。次は私が付けます。どんどん行って、それから考えることがあれば考えましょう。

タグ:連鎖ゲーム

2018/02/22

〔連鎖〕なかはられいこさんからスタート

運針のあとを音符がついてくる

英虞湾はしずか遠心力により

夜はまだ四つに畳まれたまんま

ひかがみが輝きここは泣くところ

しゅるるんとコードをしまう鳩尾に なかはられいこ



5句、いただきました。連鎖、スタートです。

タグ:連鎖ゲーム

2018/02/21

■連鎖ゲーム(仮)がもうすぐスタート

あのね、前に、ここで、歌仙を遊んだことがあってね、そのメンツでまたなにか遊びましょうかという話になった。

でも、前と同じに歌仙じゃ、なんだか面白くない。最近はあちこちで歌仙をやってるのを目にするしね。

そこで、連句とかではなく「連ねていく」ものを考えた。

「考えた」といっても、考えがまとまったわけじゃなくて、だから、ルールや形式が決まったわけじゃない。とりあえず始めてみましょうか、ということで。

(この「とりあえず始める」っての、多いんですよね。でも、それでいいんです。ぜんぶデザインしてから、というのは、仕事ではいいかもしれないけれど、遊びではどうでしょう? 決めないでおくところ、始まってから決めるところを残しておいたほうが愉しい気がしますよ)

というわけで、とりあえず「連鎖ゲーム」(もっといいネーミング、ないのかなあ。どなたか良い案があれば教えてください)と名付けた遊び、もうすぐ始まるはず。


2018/02/20

■指先 『円錐』第76号の今泉康弘

菊の香や棺より戻す指の先  今泉康弘

蓮の香や天より戻す指の先  同

『円錐』第76号(2018年2月15日)掲載の今泉康弘「誰も目覚めてはならぬ」12句の冒頭に置かれた2句。

前者は言うまでもなく、《ある程の菊投げ入れよ棺の中 夏目漱石》が下敷き。その直後を詠んだような一句。

その構成と音に呼応した2句目は、蓮と天の照応(伝統的で安定した照応)のなかで、「指の先」が美しく幻想的。

プレテキストから出発して、素晴らしい変奏へ。こういうセット、ほんと愉しい。


草色の雲ありてすぐ枯れてゆく  同

この句も美しい。


2018/02/18

■もうひらいています

ウチの前の梅。