2019/09/30

■手づくり

こんな記事を書いたとたん、カレー鍋が〈きしめん〉でした。たのしい偶然。

ところで、

1 らっきょうを漬ける

2 えのき茸を出汁醤油で煮る

3 ちりめんじゃこを炒め、山椒と和える

4 生姜を甘酢で漬ける

何を並べたかというと、どれも出来上がりを売っているものだが、嫁はんは材料から作る。

すると、ですねえ、売ってるものよりおいしいんですよ、これが。

売ってるものは、各社が長年のノウハウと品質管理を駆使したもの。なのに、うちで作るほうがおいしい。

考えられる理由は、

1 愛情がこもっているから(冗談です)

2 材料も調理(製作)も新鮮だから

3 単なる思い込み(舌がバカ)

まあ、どれがほんとの理由だってかまわない。

ラヴ&ピース!&サンキュー嫁はん! 


〔参考記事〕
≫実山椒の季節
http://sevendays-a-week.blogspot.com/2019/05/blog-post_23.html
≫今年も辣韮の季節と
http://sevendays-a-week.blogspot.com/2018/06/blog-post_10.html

2019/09/29

■浮く

絵葉書をいただいたら、壁に貼る。先日届いたマグリット「ゴルコンダ」を土星の上にピンすると、浮遊感が増幅されたような気になったですよ。

ラヴ&ピース!


2019/09/28

■KISHIMEN(意味なくローマ字)

連句誌『みしみし』は、ネット上で巻かれた歌仙とその解説(編集人・三島ゆかりによる)を収め、後半は連衆個々の作品(短歌、川柳、俳句)が並ぶ。その後半から、昨日の流れで川柳作家の一句。

きしめんは太い平たいやるせない  瀧村小奈生

上中は順当。最後で軽く往(い)なす・躱す。

投球でいえば、ベース上で小さく落ちて、バットの芯を少しはずす。演奏でいえば、最初から弾きまくるのではなく、たらっと流しておいて最後の2拍くらいでちょっとフリーキー(freaky)なフレーズを効かせる。

こういうの、好みなんですよ、わたし。川柳に限らず、俳句においても。

ラヴ&ピース!

2019/09/27

■現代川柳はおもしろいのか?

「おもしろい」は広義で用いています。いつも広義で用います。(日本語、じゃまくせえ!)

さて。

樋口由紀子『めるくまーる』について書きました。

≫頻発するカタストロフ
https://weekly-haiku.blogspot.com/2019/09/blog-post_20.html

かなり思いきって書きました。それだけに心許ない。

記事は(つづくかもしれない)で終えたので、現在、続篇を構想中です。


ところで、必要があって週刊俳句のバックナンバーを漁っていたら、こんなもの(↓↓)が出てきた。

≫川柳大会の選句をしました
http://weekly-haiku.blogspot.com/2014/12/blog-post_38.html

600句近い応募川柳を読んで、70句余りを選句。自分が適任かどうかははなはだ疑問ですが、やりました。読んでみると、おもしろい句がたくさんある。自分で選んだ句、というのを差し引いても、おもしろい。

現代川柳は、やっぱりおもしろいのだ。そう信じることにします。

こう書くと、信じていないようだけど、ちがうよ。

ラヴ&ピース!


でね、上記とは無関係に、Lack of Afro はやっぱり最高だなあ、ということで。ジュリエット・アシュビーはゲスト・シンガー。Lack of Afro(Adam Gibbons)は歌わない模様。

2019/09/26

■教えたい・教わりたい

下書きから発掘することがあります。ブログをやっている人の「あるある」?

さて。



そやね。

でもね、教えたい人・教わりたい人がとても多い。だからこそ俳句業界・俳句世間が成り立っている(俳句教室も結社も?)。

俳句を不幸にしない語り方を、私たちは、日々探しているわけですが、どうなんでしょう?

2019/09/23

■やすむ

颱風颱風ゆってたわりには、晴れ間もあった、連休中の葉山。


友人夫婦と遊び+バンドの新曲の打ち合わせ。アイデアが出たら、google music でその曲を鳴らす(便利な世の中!)。置いてあるキーボード(友人が弾く)と持っていったギターでざっとなぞったりもしながら、絞る。6月にやったライブからメンバーが少し替わるのですが、輪郭が見えてきたような気がして、ラヴ&ピース!

2019/09/20

■郷里へ

某日、郷里へ。母の七回忌、父の二十五回忌。

ふだん使っていない家での法要。掃除がさそかしたいへんだったろう。弟くん、義妹さん、ごくろうさま。

ちなみに、ここが、拙句集『けむり』の1ページ目にある《きらきらと仏間をよぎる金魚かな》の舞台。


2019/09/19

【句集をつくる】第21回 連作の効用?

タグ:句集をつくる

先日、兼題「席」で、

  空席を跨いで虫の音をこぼす 10key

という句を投句。合評で、「虫の音をこぼす」の部分にいろいろな解釈が出たのは、まあ、曖昧な言いざまなので当然として、「空席を跨いで」もまた、どんな席かについて大きく異なる読みがあるとわかって興味深かったわけですが、つまり、劇場の椅子と思った人もいれば、座敷の座布団と思った人もいる。

俳句はしばしば、言い足りずに解釈が定まらない。これを問題とするか(つまり技術的な不備)どうかは別にして、例えば、前後の句の内容で、解釈を限定していくという手はあるようです。

こんどの句集は連作の集合体にする、というのは何度か書きました。前掲句の場合、映画をとっかかりにした連作のなかに置けば、映画館の椅子と読んでもらえそうです。

例えば、俳風昆虫記から、

  銀幕に斃れし人よ眼から蛆

  モスラ対ゴジラ観て来し夜のシャワー

を持ってきて、いつぞやの「豆の木」にたしか載せた(うろ覚え)、

  (上五失念)八月が濡れ砂が濡れ

を加え、さらに他から拾い、さらには新しく作って、映画連作にする。

連作の脈絡から解釈を限定してもらうという方法の良し悪しはさておき、こういう手もある、と思うと、句をまとめるのが愉しくなりそうです。

ラヴ&ピース!

2019/09/18

■LOVE 13

某日、「やまもと」でねぎ焼きを食したのち十三を散歩。

ディープ。

ディープすぎて、ディープあたりしたけど、この街、好きになった。


2019/09/12

■星空

雪我狂流さんから、手作り句集(何冊目になるんだろう? 数えられない)『アラバマの月』とクルト・ワイルのコンピレーションをもらった。


句集を楽しく読み、「アラバマ・ソング(別名:アラバマの月)」と「セプテンバー・ソング」だらけのコンピを楽しく聴いた。

で、秋らしい曲、このコンピには入っていないのを、ボーカル入りとボーカル無しで。



2019/09/09

■丸焼けて

さまざまな語法・用法の誤りはむかしから指摘されていて、あ、俳句の話ね、間違いを間違いと言うのはいいんですが、問題はその先でね、誤り・間違いから生まれるものもある。これは《表現》の話なんですから。

法律の条文や契約書の文面ならともかく、俳句は文芸。表現についてうんぬんするのに、誤用かそうでないかの判断は、入り口のひとつにはなりますが、出口じゃない。

 夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり  三橋鷹女

こんな有名句で、「夏痩せて」は間違い、「夏痩せ」と名詞でしか使えない、と言ってみたところで、なにか愉しいことが始まる気がしない。「夕焼けて」じゃなくて「夕焼け」。この指摘は正しいけど、正しいことが良いとも限らない。

 丸焼けて豚ころ 10key

なんか違う話題をついでに引き寄せた「ここで一句」になってますけど。

ラヴ&ピース!


ちなみに、私は気が弱くて、豚の、あの目をつぶった顔からしっぽまでこんがり焼けた丸焼きは、ぜんぜん正視できなくて、食べるなんてもってのほかです。むかし友人宅の食卓に子豚さんが丸焼けて出てきて、ほかのものも喉を通らなくなったことがあります。

2019/09/06

■おもしろかった江口ちかる「海と影」

川柳作家・江口ちかるさんの第14回内田百閒文学賞優秀賞・受賞作「海と影」を読んだ。

ラブシーン、というと軽くなるけれど、つまり、恋情がほとばしりそして潰えるシーンがクライマックスと解していいのでしょう、ひさびさに胸にきました。ドキドキだったりジワッだったり、つまり胸が反応しましたよ。

叙事・叙景にも滋味があり、とても好きな短篇小説。


2019/09/02

■靴紐の話

靴のあと、また靴。それはどうなの? という向きもありますが、靴ときたら靴なわけです。


で、なんの話かというと、靴紐は、そのまま使うんじゃなくて、換えたいときは換えればいい。カスタマイズ。もともとは白い紐靴が付いてたんですが、紺を買って、換えた。250円。散歩がてらスニーカー屋さんまで行って。

茶とかも渋いかもれませんね。「おしゃれさん」と呼ばれるかも(保証ナシ)。

ちなみに、これ、ツェハというメーカー。東ドイツ由来の会社らしい。どうりでオールドスクールなデザイン。いまどきっぽいスニーカーよりも、こういう古臭いのが好きなんです。

そして、どういうわけか、クソ安く売ってたりする(ネットで買います。店舗では見たことがない。誰かが履いているのもこれまで一度しか見たいことがない)。

まあ、デザインや値段はさておいても、足に合うというか、履きやすいので、同デザインで色違いをもってたりします。メッシュなので夏ですが、この色だと秋も行けそうです。

って、世界一ヒマそうで、世界一どうでもいいこと、書いてますよ。

ラヴ&ピース!