2015/07/31

■荒木町「ぐびぐび俳画展」で数々のお尻と出会う

金井真紀さんの「ぐびぐび俳画展」に行ってきた。

お店の場所は荒木町であります。



俳画を見て(私の句もあって、ちょっと照れくさい)、それから、俳画とは無関係に、お尻の画集を購入(感謝 to ZURUKO-SAN)。まことぶっ飛んだ尻絵の数々に、豪華執筆陣が華を添えた遺画集。


2015/07/30

■2本目もまったくの期待はずれ

≫撮ったはいいが撮りっぱなしで放置していたフィルムが3本
http://sevendays-a-week.blogspot.jp/2015/06/3.html

≫1本目はほぼ全滅
http://sevendays-a-week.blogspot.jp/2015/06/1_30.html

2本目は赤っぽく変色。

何枚かは相模湖畔ですね。居酒屋はどうも違うみたい。

(亡くなった友人が写っている1枚もありましたが、その絵は私の心の中にしまっておき、フィルムはゴミ箱へ)

さて、残るはアグファ1本。もうすぐ現像に出すつもりです。




2015/07/29

■前島密ふたり〔12〕



+憑依バッヂ thanks to ISHIHARA-YUKIO-SAN

■夜のプール

『里』2015年6月号(2015年6月9日)より。

亡き友を見失ひたる夜店の灯  仲寒蟬

水張れば夜な夜な泣くといふプール  同

仲寒蟬「百物語」は、いわゆる「こわい俳句」が20句並ぶ。ネタに走り過ぎず、抑制の効いた造り。

あ、そうそう。柳本々々さん「こわい川柳」「こわい俳句」のコレクターでもあるみたいだから、この連作は良い鉱脈かもしれません。



2015/07/28

■シーソー

『鷹』2015年8月号より。

シーソーは大人に低し桜の実  小川軽舟


乗ってみたんだろうなあ、と。




2015/07/27

■本日は西瓜の日

だそうです。

西瓜ブレックファスト。

西瓜ランチ。

夜は外食で、はちみつレモン+練乳のかき氷(西瓜と無関係)。

こんなところでいかがでしょう。ひと夏続ければカブトムシになれそうです。




■菅井きん不在のまま菅井きんの歌

江頭二時一〇分もとい五〇分とつぜんの雷とつぜんの雨 10key



みなさん、月曜日ですよ。

菅井きん@夏季休暇

2015/07/26

【句集をつくる】第1回 思いつく→始まる

次の句集」の話を某掲示板で口にしたところ、1~2名様が本気にされたようなので、ほんとに取り掛かろうかという気になっています。

一方、「句集の準備」の過程を記事にするというアイデアも少し前からありました。コンセプトは? 版元は? コストは? そういう制作過程を記事にしていくわけです。

「なぜ、句集をつくろうなんて思ったのか?」という質問は、前の句集『けむり』のときにも受けました。

なぜって? ううん、思いつきかなあ。

こういうことって、他人から要請されるわけでもないので(私の場合はネ)、「思いつき」と答えるしかない(他にも理由を付けようと思えば付く。実際、付けた)。

まあ、それはそれとして、「思いつき」は最上の理由かもしれません。

「なんだか知らないけど、思いつちゃったから」

そういう始まり方。

理由は希薄であればあるほど有効な理由だったりもするのです、経験上。



というわけで、のんびり、句集づくりをスタートすることにします。長い道のりになりそうです。

と、ここで、ひとつ問題が(私のアタマの中で)浮かび上がりました。長い道のりを経て、句集は完成するかもしれない。だが、そのとき、「句集を出さない」という選択・決断もあるだろう。それって準備がムダにならないか?

「出さない」理由はいくつも思い浮かびます。まず、「こんなものを誰が読むのだ?」という結論に到る場合。あるいは、オカネの問題。句集を出すにはオカネがかかります。完成したとき、オカネがない、あるいは句集の自費出版なんぞにオカネを使う気がない。あるいは、俳句に興味がなくなった(句集の準備ができたその瞬間に、です)…等々。

そんなときはどうする?

しかし、これにはすぐに答えが出ました。

出さなければいい。作り終えて、それで終わり。

〔句集をつくること〕と〔句集を出版すること〕は、ひじょうに近いものではありますが、イコールではありません。違うことです。

だから、〔句集づくり〕はやる。

出版するかどうかは、そのとき決めればいい。

ということで、次は第2回ですね。


【今回のポイント】

1 思いついちゃったので、次の句集づくりにとりかかる。

2 句集をつくること、句集を出版すること、この2つは別物。


2015/07/25

■多摩川二ヶ領上河原堰

白鷺たくさん、青鷺1羽、鵜たくさん、鳩すこし。

二ヶ領上河原堰あたりは鳥の溜まり場。


(動画は騒音注意。写真はクリックして大きくしてもやっと鳥がゴマ粒くらいに見える程度。どちらも、次回ガンバリマス)


青鷺を「青い」と思っている人が多いみたいですが、グレーにしか見えません。強いて言えば青鼠色という感じ。

多摩川に青鷺はきわめて少ないそうです(川岸の鉄柵んところでオジサンと話し込んでしまい、そのとき聞いた)。

鵜がこんなにたくさん多摩川にいるというのは、恥ずかしながら知りませんでした。

というわけで、川は楽しいです。


■外階段18 多摩川


2015/07/24

■外階段17 ガソリンスタンド


■本日は河童忌

「河童の忌」という、芥川龍之介には無縁の用法も頻出する7月24日の現実。

ツイッター検索 

なんというフリーダム!


(ダメだよw、その「の」は)




ためしに「糸瓜の忌」も検索してみると(≫こちら

5音がもたらすフリーダム。

2015/07/22

■『阿波』という本の阿波踊りの写真がとても良い

阿波踊りにさしたる興味はないのですが(高円寺の阿波踊りとか、意味わからない。あれ、なんなんですか? 町起こしたんですか?)、『阿波』(小原治:写真/尾原葛:俳句・文)に収められた阿波踊りの写真、これがまあ、なんだか良くて、ニコニコしています。

阿波踊りの写真以外にも、良いなあと思う写真がたくさんありました。


なお、尾原葛さんは「麦」の人。

蜃気楼ぷあっーと膨張する鼓膜

フィルムが感光二ン月のピカソ

など、俳句のほうでもニコニコできます。



2015/07/21

■百合と汗

『里』2015年5月号。新編集長/新副編集長就任記念特別作品より。

百合の香の強き仏間に二日酔  中山奈々

耳裏へぬるりと汗のゆきにけり  小鳥遊栄樹









2015/07/20

■まだ帰らない菅井きんの歌

カピバラが幾度も夢に訪れる菅井きんなら留守のはずだが 10key


みなさん、月曜日ですが祝日ですよ。

2015/07/19

■2015年7月の日々

某日。嫁はんの生徒さんのピアノ発表会。プログラム(手作り)で協力。夫婦の仁義を通す。



某日。宇治ミルク金時が最強。

宇治=抹茶

ミルク=練乳

金時=小倉餡

参考画像≫こちら

自転車での散歩(ポタリング)の途中、食す。40年以上ぶり?


某日。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をC席(前から3番目)で観る。最高。


某日。サトーさんから何年ぶりかの電話。田中小実昌の素晴らしさについて語る。


某日。半ズボンと自転車。


2015/07/17

■7月のくにたち句会はナシで

毎月最終日曜に開いてきましたくにたち句会。今月はナシ。

8月以降、決まりましたら、なんらかの方法で告知いたします。



2015/07/16

2015/07/14

2015/07/13

■もはや菅井きんの歌と言う必要もないかもしれない菅井きんの歌

アルノルト・シェーンベルクの忌ぞけふは 口をあければ蠅が飛び込む 10key

俳句にはいろいろな型ありにけりそんなところが犬山イヌコ

牛乳を飲み干せどなほ哀しみはいや増す笠置シヅ子はいづこ



月曜日ですね。

菅井きん@長い夏季休暇いまだ

2015/07/12

■ももんじい

たまわりもの。気分が上がります。


「イノシシ肉50%」って、じゃあ、あとは何の肉?と思い、箱の裏を見ると、そういうことではなくて、タケノコなどの野菜類らしい。

■前島密ふたり〔9〕 コラボ:+外階段


2015/07/11

■冒頭集:北大路翼『天使の涎』

飲んでる内に朝になるだらう。
圧倒的にクレイジーな一夜があれば全てチャラだ。

2000句を収めた句集の冒頭2行。




出版記念パーティーは新宿・区役所通りの奥、ビルの6階。いろいろな人たちがそれぞれみな魅力的であることに驚く。著者・北大路翼もまた言うまでもなく。



■前島密ふたり〔8〕 イン沖縄


2015/07/09

■シスター・ロゼッタ・サープふたたび

シスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe 1915 –1973)のことは、以前、ウラハイで紹介したが(≫こちら)、あれから、YouTubeで観られる映像がずいぶん増えたようなので、あらためて。

関西にいますよね、こういうおばちゃん。

ド迫力のおばちゃん。ま、ルックスの点だけ、ですが。


さて、シスター・ロゼッタ・サープです。歌とギター、ルックス、ステージング、どれをとっても「すごい」のひとこと。そしてなにより、「こんなひと、どこにもいない!」という価値。ワン・アンド・オンリーの価値。ありがたやありがたや。


では、動画を見て行きましょう。YouTube でこんなにたくさん観られるなんて! 感謝いたしましょう。

若い頃? ブルースギタリスト成分の濃い演奏。使用ギターは白いSGではなく、ギブソン(?)のフルアコ。やっぱり白い。


ウラハイに貼ったけど、ここでも。ゴスペルとエレキギターをこんなふうにアンサンブルするのはめずらしいと思います。歌もギターもカッコイイことこのうえない(いまさらながら)。


Up Above My Head を別テイクで。コーラスなしで、小編成。全体にしっとり。


男性ボーカル(ゴスペル)グループと詰め合わせ。サープは2分43秒あたりから。


ちょっと変わった趣向で。


顔のアップをぞんぶんに。



ラッキー・ミリンダー・オーケストラとの共演は、ギターなしで歌のみ。これも捨てがたい。圧倒的にソウルフルなゴスペル歌唱。


商業路線。媚態の強いスタイルだけど、稼いで食べていくためには、こういうこともあるんだろう。これはこれで、愛せないこともない。





最後に、ドキュメンタリー番組(52分)。

■前島密ふたり〔7〕 ゆふぐれ


2015/07/08

■川を走る

このところ、川を自転車で走破する(川べりを走れるだけ走るということです。暗渠になったら、この旅は終わりです)という遊びをやっています。川沿いに遊歩道・自転車道が整備されている川が、このあたりには多いことを、いまさらながら知りました。


〔ほぼ走破した川〕

野川(≫Wikipedia

国分寺市→武蔵小金井市→調布市→三鷹市→狛江市→世田谷区

水源は日立研究所内にあるのでふだん立ち入れませんが、国分寺から、二子玉川で多摩川に合流するまで、ほぼ全線(でいいのか、用語的に)、遊歩道・自転車道が整備されています。河原に緑が多く、途中、武蔵野公園、野川公園には大量の緑。


仙川(≫Wikipedia

小金井市→武蔵野市→三鷹市→調布市→世田谷区

上流(小金井市、武蔵野市)は暗渠だったり川沿いの道がなかったりで、走破したのは、野川との合流地点(世田谷区鎌田)から野川宿橋(三鷹市新川)まで。途中、成城学園、、祖師谷公園など緑豊かな区域があります。


残堀川(≫Wikipedia

西多摩郡瑞穂町→武蔵村山市→立川市→昭島市→立川市

多摩川との合流地点(立川市柴崎町)から水源の狭山池(東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎)まで遡りました。途中、昭和記念公園内を除いて、ほぼ全線、自転車で走れます。広大な日産村山工場跡地(現在まだ多くが更地)など、緑地より空き地を楽しむ旅。


大栗川(≫Wikipedia

八王子市→多摩市→日野市

多摩川関戸橋を多摩市側に渡った先にあったのが大栗川。そこから上流を目指し、八王子市鑓水まで走破。


〔部分走破〕

多摩川(≫Wikipedia

これまでの走破区間は、上流が羽村取水堰(東京都羽村市)、下流が二子玉川(東京都世田谷区)。府中を中心に数キロならしょっちゅう走っています。

河口は東京湾、水源は、山梨県・埼玉県の県境にある笠取山(かさとりやま)(標高1953m)山頂の南斜面下「水干(みずひ)」だそうですから、一日では無理。泊まりがけでも無理? いつか試したい。


浅川(≫Wikipedia

水源は、東京都八王子市・神奈川県相模原市の境目にある陣馬山(857m)や堂所山(731m)、日野市石田付近で多摩川に合流。合流地点から高尾付近までは走破済み。


野川公園。しらじらしく愛チャリを写真におさめる



2015/07/06

■美しい! Союз Советских Социалистических Республик の切手




thanks to KASAI-AKO-SAN

■菅井きんのいない菅井きんの歌いまだ

四角くて丸い世界の中心に馬場正平がゐた熱帯夜 10key

じわじわとひろがるビートきよし的空気のやうなものにおののく

出口などなくて熊谷守一がじつと見てゐる地球の自転


みなさん! 月曜日ですよ。

菅井きん@長い夏季休暇。


2015/07/04

■前島密ふたり〔4〕 金井真紀さんの「ぐびぐび俳画展」のお知らせを兼ねた前島密ふたり





■冒頭集:日影丈吉・家

東京の街を車で通りながら、ときおり、はっと息をとめるものがある。家だ。ふしぎな家を見るのだ。何がふしぎかはちょっと説明できない。そういう家は、その環境に合って美しい。いいながめになっている。そのくせ一方に何か周囲に拮抗するような顔を持っていて、はっとさせるのだ。
日影丈吉「ひこばえ」:日影丈吉幻想小説集『夢の播種』(1986年/早川書房)所収

2015/07/02

■関戸橋の向こうへ

中嶋憲武画伯らと行った関戸橋の多摩市側。

≫中嶋憲武:対岸の過去~関戸橋フォーエバー
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2015/05/blog-post_17.html

そのときは写真を1枚も撮らなかったので、ひとりで行ったときに撮ってみた。


中嶋憲武:前掲記事《「いいなあ、あの建物」テンキさんの声に、その方を見ると、屋根が真っ平らな倉庫のような建物があった。窓はあまり無い。背凭れに明治牛乳とロゴの入ったグリーンのベンチが置かれている。昔、遊園地などでよく見かけたタイプのベンチだ。牛乳の自動販売機もある。どうやら乳業を営んでいる会社のようだった。あんなところで牛乳売って暮らしてみたいよと言って、テンキさんは笑った。》

中嶋憲武:前掲記事《支流の対岸は草木が繁茂していて、ウグイスやアオジ、センダイムシクイ、セッカ、モズなどが囀りの交響を繰り広げていた。その中で最も目立つウグイスの声にぼくたちは立ち止まった。》