2020/04/27

■スニーカーの更衣

メッシュなので、きっと夏用。箱にしまってたのを、そろそろいいかなと、出してきた。


2020/04/13

■タケノコは初夏の季語。だけど春のイメージ

豪快に下茹で(嫁はんが、です。為念)。こいつ、でかい。


タケノコごはん。山椒の実(去年の夏に冷凍保存)がとても合う。美味。


2020/04/11

■音をもっと

音で遊ぶ句、音を遊ぶ句。少なくはないけど、多くもない。もっとあっていいと思うのですが。

最近だと、『rereading 時実新子』vol.6(2020年3月)から、

すかんぽのぽかんと今があるばかり  時実新子

《すかんぽ》から《ぽかん》と放心を導き、後半の《今が~》へ。音遊びから、意味へときれいに着地している。

一方、『奎』第13号(2020年3月12日)から、

蠟梅にララバイが散らばつてゐる  クズウジュンイチ

こちらは、感覚的な把握にとどめて(散らばる、いいですね)、意味を回避。スタイリッシュな仕上がり。

梅(ばい)といえば、関悦史《口閉ぢてアントニオ猪木盆梅へ》がとうぜんのように思い出されたりもして、梅って、やっぱり素晴らしいです。

ラヴ&ピース!

2020/04/10

■ゴミ屋敷という景色 『儒艮』第31号より

ゴミ屋敷春宵ふかく灯しをり  嵯峨根鈴子

庭先から門扉をはみださんばかりにガラクタやゴミのうずたかい家は、テレビの興味本位の映像で知っているだけかもしれず、実際に見たことはない気がする。

(家屋全体を新聞紙と呪詛で覆った、いわゆるデンパ系の家は、散歩の途中に行き当たったことがある。こわいのなんおって、そりゃあ、もう怨念の圧を感じましたよ)

さて、掲句。

「ふかく」は、ゴミの山の奥深くということだろう(時間的な深浅ともとれるが)。玄関のそのむこうに電灯がともる。昼間は、人が住んでいるのか空き家なのかわからないが、夜になって、灯がともり、ああ、住んでるのだなあ、と。

季節は春で、このゴミはまだこれから殖えるかんじもあるし、蘖を内包しているようでもあるし、虫が蠢いている(啓蟄)ようでもある(ぎゃっ)。やはり、これは、春。でないといけないのだろう。

『儒艮』第31号(2020年4月10日)より。

2020/04/08

■事後いっぽんのヤクルト 『奎』第13号より

ちやんちやんこ余り玉みなヤクルトに  中山奈々

パチンコをやったことのない人は、この句、皆目わからないかもしれません。

換金なり景品なりに持ち玉を交換したあとの半端。それでヤクルトをもらう。カウンターの横んとこに、なぜか、ヤクルトの冷蔵ケースがあって、なぜか、かなり格安な球数で交換できる。

カウンターから離れぎわに、キャップをめくって、ごくり。…というのが、勝ったときの行動様式。

これ、何十年も前のことなのだが(もう何十年もパチンコ屋に入っていない。トイレを借りるのを除いては)、今でもそうなのか!

ちゃんちゃんこ着て、パチンコを遊ぶ、というのは、人間として、もうどうしようもなく最高に自堕落で、いいですね。

掲句は『奎』第13号(2020年3月12日)より。

それはそうと、パチンコ屋への休業要請を出し渋っているのか? 本日時点。自主的に閉めた企業もあるみたいだけれど。


2020/04/07

■STAY HOME 

家籠もり。といって思いつくのは、ゆっくり料理すること。食事はほとんど嫁はんがつくるのですが、若干の品は私。

松喜(浅草)の牛コマでミートソース。


玉ねぎは刻んで炒める(手間かける)。セロリ、人参、余っていた林檎はミキサー(手間いらず)。なんか、おいしく出来たっぽい。

ラヴ&ピース!

2020/04/03

■組句:歯

万緑の中や吾子の歯生え初むる  中村草田男

歯が生えてこの子も父をわらうのか  時実新子〔*〕

前者。季語「万緑」の発端と同時に、いわゆる吾子俳句の源流のひとつかもしれません。

後者。川柳の威力をわかりやすく発現。

ならべて、にやっとして愉しむ。


〔*〕『rereading 時実新子』vol.6(2020年3月)