2019/05/20

■空とカメラ

数枚の夏空あした呑む胃カメラ  10key

ってわけで、明朝、検査です。異状・不調だからじゃありません。これまで怠ってきた健診の一環。


2019/05/18

■冒頭集:寝覚め

明け方に浅瀬の潮が引いていると、鷗のけたたましい鳴き声で目が覚めるのだった。加減の悪い朝は、自分が屍となって鷗に心臓を啄まれているような、そんな感じに襲われたものだ。(…)
ノーマン・メイラー『タフ・ガイは踊らない』1984(吉田誠一訳/1985年/早川書房)

2019/05/16

■ふとんの国

『奎』第9号(2019年3月)より。

布団から布団の見えてうれしかり  淺津大雅

めざめのかたちについて、ちょっと書いたのだけれど(≫こちら)、こうしたある種あざやかなめざめとは別に、「ああ、ふとん!」と目やからだ(皮膚)が、布団をうれしがるようなめざめも、たしかにあります。

ふとんの国の住人でずっとありつづたいような気分。冬だけでなく(布団は冬の季語)、春眠だけでなく、年中ずっと。


2019/05/14

■手仕事

『川柳木馬』第160号より。

ウォッシュレットかくて手仕事はすたる  内田万貴

尻を拭く、あれが「手仕事」というわけで、大仰な言いぶりも含め、これはかなり可笑しい。

2019/05/13

■相鉄の新車両は逆光のなか濃紺を超え黒光りしていた

某日、横浜へ。「街」主宰の今井聖さんが阿部完市を語るというので(講演ね)、面白い組み合わせだな、と。

ちなみに、阿部完市の句は、大好き。理由は、おしゃれでキュートだから。くわえて表面的(拙ブログ・表面主義俳句宣言関連を参照)で音楽的だから。

聖さんの話はその路線ではなくて(つまり、期待とは違って)、かみ砕いていえば、どんなふうにやれば「阿部完市風」の句が作れるのか、というレクチャー。

聖さんは、なんで、そんな講演をやるのか。つまり、目的。

慮るに、脱魔法/幻滅(disenchantment)? つまり、「ほら、コツさえつかめば、誰でも作れるんだから、そんなに(盲従的に)信奉するなよ、若者たち」ということのように思えた。

それがほんとに当たっているのか、というのはつまり、「阿部完市風」の《方法》が有効なのかどうかはさておき、さておいて、ですよ、誰かがなにかを大好きなとき、「ほら、それってじつは大したことないよ」と言ってあげる、忠告する、魔法のタネを明かして、幻滅させてあげるなんてことが(そんなことはできっこないと思うけど、たとえできたとしても)、それってはたして必要なのか? それを思いましたよ、むずかしいことわかんないけど、シンプルに。

このへんのこと、今井聖さんと話し合ってみたい気もする。数カ月後か数年後。


講演を聴き終えてから、いつものように、献血へ、散歩へ。

献血が終わって、最後に血圧を測るんだけど、上が「81」という数字が出て、看護婦さん、目を丸くして吃驚しちゃいまして、このまま帰すわけにはいきません、と。

しばらく横になったまま。再度計測。89。

私「もうひとこえ、ですか?」
看「そうですね」

きっと90以上が目安なんだろう。このままじゃ迷惑がかかると思い、測っているいあいだもしゃべり、冗談を言って、笑い合う。結果、めでたしめでたし、100を超えた。

散歩にはいい日。気温はちょうどいい。ああ、風が気持ちよかったぁ。

2019/05/12

■〔句集を読む〕はまだ続く

承前

目が覚める 大森藍『象の耳』を読む ≫読む

異形の傾(かぶ)きと軋み 佐藤りえ景色』を読む ≫読む

2019/05/10

【お知らせ】5月のくにたち句会

2019年5月26日(日)14:00 JR国立駅改札付近集合

句会場所:ロージナ茶房(予定)

席題10題程度

初参加の方は、メール tenki.saibara@gmail.com電話etcでご一報いただけると幸いです。問い合わせ等も、このメールまで。

2019/05/05

■冒頭集:海底

一八八六年は奇妙な事件がおこった年である。それは説明されなかったし、説明をつけることもできないふしぎな事件で、きっと誰でもおぼえているにちがいない。港々の住民をさわがせ、また大陸の奥地の一般人までひどく興奮させた、とりどりのうわさは別としても、特別におどろいたのは海に関係のふかい人たちだった。ヨーロッパやアメリカの貿易業者、船主、船長、漁船長、あらゆる国の海軍士官、それからこれら両大陸の諸国の政府は、この事件を大いに重大視した。
ジュール・ベルヌ『海底二万里』1869:石川湧訳/1956/岩波少年文庫

2019/04/28

■句集を読む

週刊俳句に毎週1本以上、句集レビューを書くという目標を課して、3回は続いた。

命長ければ 雪我狂流『春の海鼠』を読む ≫読む

薔薇と軍艦 金丸和代『半裸の木』を読む ≫読む

壺 橋本薫『青花帖』の一句 ≫読む

俳句って、がんばるもんじゃないけど、いちおうがんばる。

来週も書ければ、ラヴ&ピース!

2019/04/26

■そんなこんなで

『川柳ねじまき』第5号(2019年1月)より。

こんな日があって井村屋あずきバーがある  なかはられいこ

どんな日なのか、人にはわからない。具体的な事情が、という意味で、わからない。けれども、それを伝えることがいいとも思えない。その人(作者)にとっての「こんな日」は、あるのだ。あると言うのだから、あるのだ。

雷電の錦絵なんといふ九月  佐藤りえ『景色』2018年11月

どんな九月だったのか、人にはわからない。ずいぶんと違う句のように見えるが、共通する気分があるような気がする。

うまく言えないけれど、ああ、そんな日を、そんな九月を、(どんな日だか、どんな九月だか知らないけれど)、誰かは、その人(作者)は過ごしているのだなあ、と、私(読者)は、具体という近さとは別に、遠くから、しかし親しく、人を、他人を感じる。それは、かなり気持ちよく、ラヴ&ピース!な事柄なのですよ。


2019/04/25

■冒頭集:夢山

 甲斐の国に夢山という名の山がある。
 紅葉の紅と松の緑と、影と光と霞と雲と、とりどりの彩が渾然一体となり、山だか夢だか、真に朦朧模糊として、仰ぐ者見る者は、一様に夢夢(くらくら)と彼岸を感得し、分け入る者歩く者は、ただ眩眩(くらくら)とするうちに、生き乍ら隈路(くまじ)に誘(いざな)われたが如き心持ちになる。昼尚昏き闇こそないが、其処此処の現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)の境が蕩けていて、故に夢山と呼ぶのである。
(京極夏彦「白蔵主」:『巷説百物語』1995) ※ルビは適宜省略。



2019/04/23

■夜空のこと 『鏡』第31号より

啓蟄の窓は夜空を繰り返し  佐藤文香

啓蟄(今年は3月6日)は「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)の意だから、俳句に使われると、視線は下/地面に行きがちなのだけれど、この句は、窓や夜空。啓蟄と合わさることで、夜空がなまめかしく有機的な肌合いをもっていますよね。

ラヴ&ピース!

掲句は『鏡』第31号(2019年4月)より。

2019/04/22

■はがきハイク・第20号

もうすぐお手元に届きます。業界最小最軽量の俳誌『はがきハイク』第20号。

『はがきハイク』はこちらから勝手に送りつける御挨拶のようなもの。送り先の漏れは多々。届かないときは、「おい、こら、来てない。送れ」とゆってください。

tenki.saibara@gmail.com

見たことがない、興味がちょっとある、という方も、ご遠慮なく、同じメールアドレスへどうぞ。お送りいたします。

【お願い】
はがき「全面」の写真、画像キャプチャー等を、ネット上に載せるのはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。



2019/04/21

■かまちよしろうさんの古希イベント

某日、漫画家かまちよしろう・俳人かまちんの古希祝いのイベント(@大森)へ。

前半はトークショー。谷岡ヤスジのアシスタントしてた時代の話など、たいそうおもしろかった。後半は歌と演奏。



なお、かまちんさんのペンギン侍(未完!)はウラハイの黄金コンテンツ(≫こちら)。

俳句作品は、こちら。
http://weekly-haiku.blogspot.com/2011/10/20_7470.html



大井さち子 はなれたりくっついたりして

2019/04/20

【お知らせ】4月のくにたち句会

2019年4月28日(日)14:00 JR国立駅改札付近集合

句会場所:ロージナ茶房(予定)

席題10題程度

初参加の方は、メール tenki.saibara@gmail.com電話etcでご一報いただけると幸いです。問い合わせ等も、このメールまで。

2019/04/18

■溶ける

昨日、ツイッターで、これ

https://twitter.com/SH1BUYAMELTDOWN/status/1118370912124981249

を見て、即座にアカウントをフォローした。

https://twitter.com/SH1BUYAMELTDOWN

渋谷でメルトダウンしちゃった人々を撮影。可笑しいような哀しいようなコレクション。

今和次郎・考現学の系譜といえなくもないし、小林泰彦イラスト・ルポの末世ヴァージョンといえなくもない。

2019/04/17

■連句誌『みしみし』拝読

連句誌『みしみし』創刊号(2019年4月)は冒頭、2巻の歌仙を掲載。編集人・三島ゆかりによる「評釈」も付いて、ここがなかなか良質な読者サービス。発句《溜め池に立つや大波春嵐 由良》については、
俳人であれば、切れ一箇所というセオリーでまず「溜め池に大波立つや春嵐」とすると思うが、「溜め池に立つや」で何が立ったのだと読者に思わせつつ、一気に「大波」「春嵐」と畳みかけたことにより、「大波」のインパクトが強くより印象的になっている。
といったぐあい。

連衆(歌人、柳人、俳人)の作品も併載。結果、多分野のフュージョン的誌面となり、これもうれしい。

A5判、本文66頁。頒価1,000円。連絡先≫こちら

ラヴ&ピース!


2019/04/11

■冒頭集:木曜日

ロンドンのサフロン・パークという郊外は、ロンドンで日が没する方に、夕日の光を受けた雲も同様に赤く、きれぎれになって広がっていた。そこの建物は皆、真っ赤な煉瓦でできていて、建物が空に描く輪郭はおよそ奇妙なものであり、この郊外の平面図も決してまともなものではなかった。ここを設計した土建屋は空想家で、芸術にもいくらか関心を持ち、建物の様式をエリザベス時代風といったり、アン時代ふうといったりして、エリザベスとアンを同じ一人の英国の女王と思っているらしかった。(…)
G・K・チェスタトン『木曜の男』1908(吉田健一訳/1956年/創元社)


2019/04/03

■外階段:某日某所

どこで撮ったかも忘れた。はんぶん気を失いつつ暮らしております。


2019/04/01

■ぐづぐづ 『なんぢや』第44号の一句

ぐづぐづの昼のうすらひ波なせり  鈴木不意

こんな場合、「ぐづぐづの」は、名詞をひとつ飛ばして「うすらひ」にかかるのだろうけれど(意味からして)、同時に「昼」が「ぐづぐづ」のようにも響く。ひとつの名詞にかかって意味を鮮明にする必要は、かならずしもないのだから(実用文じゃないから)。

名詞ふたつのどちらにかかるかは、形式上の規定ではなく、意味によることがもっぱら。むかしむかし《無口であった父のきんたま》という中下の句を投句したとき、「息子の知らない一面もあるよ」という感想/指摘をいただいた。その人は、「きんたま」が無口であったか饒舌であったかは、うかがいしれない、と言いたかったのだろう。私としては、〈無口な父〉と書いたつまりだったので、その人の読み方/捉え方には少々驚いたが、じっさい、どこにかかるかは(両方にかかることも含め)、確定し得ないことが多い(繰り返すが、実用文じゃないので)。

閑話休題。昼やら薄氷の「ぐづぐづ」感が、この句のなかでたゆたい、「波なせり」がその揺れをしっかりと増幅する。くわえて、語尾「なせり」の格調のようなものにも、私は大いに惹かれるのであります。

掲句は『なんぢや』第44号(2019年3月10日)より。

2019/03/30

■毛布から

地球とかメツボウしないかな 毛布  八上桐子

同タイトルのブログ記事より。

散文的な意味で筋道をつけるなら(それが句にとって良いことかどうかはまったく別として)、出だしから中盤までのセリフを、毛布にくるまった人が、あるいは毛布の中から口にしている、と読める。

毛布は、世界と対峙するときの殻(衣服よりも要塞感が強い)なわけで(頻繁に使用されるモチーフ)、「メツボウ」(カタカナ表記、いいなあ)を願う/望むに最適な道具立て。

そんなふうに《意味を通してしまう》ことをしても、私にはじゅうぶん面白いのだけれど、最初に言ったように、辻褄を合わせる読みが良いのか悪いのか、いまのところ不明(将来も不明?)。

毛布からのぞくと雨の日曜日  加藤かな文(句集『家』2009年8月)


それにしても寒い。花冷えは毎年のことだけれど。



2019/03/29

■相変わらず『鷹』の表紙がかわいい



目に見えで闇に雨降る二月尽  小川軽舟

2019/03/28

■音楽的(?)日常

40年ぶりにギターを手に入れたのが2016年1月(≫こちら)。指を動かすのはボケ防止にいい。そんな動機も表向きにはあって、そこから3年経過。まがりなりにもバンドを組むことになろうとは。おまけにライブなんぞに出ようとは。人生わからないものです。

で、1週間後のリハーサルに向けて、構成表をつくったりもするわけです。


五線譜を使ってはいても、私は楽譜を読めない・書けないので、文字どおり構成、それから部分的にコードやら「ここでこうする」といった決めごとを書き込んで、PDFにして(今は便利ですね)、全員にメール送信。なんか仕事を終えた気分(じつは、これからの個人練習のほうがたいへんなんですけどね)。

音楽は大好きなのに、なによりも好きと言っていいくらいなのに、素質・才能・適性がゼロ。これって、そうじゃない人には想像できないくらい悲しいものなんですよ。

でも、落ち込んでもしかたないので(好きでやってるんですから)、ほがらかにがんばるつもり。


2019/03/21

■ピスタチオその他

ピスタチオの素焼き。袋に塩を放り込んで馴染ませる。旨くて止まらない。白身の焼き魚みたいな味がするのは、私の錯覚か、味覚音痴なのか。ともかく止まらない。

(ピスタチオが大きくなると太刀魚になるのかもしれない)

あ、そうだ、と、デジカメにフィルムカメラ(OM5)の重たいマクロレンズを装着。筋トレみたいに腕が疲れる。おまけに目の衰えもあって焦点がなかなか合わない。それでもってピスタチオを撮影。

なんだかわからない写真というのは、楽しくて。どうせなら、週俳のトップ写真向けに、上をぺたっとあけた構図も撮る。ふだん、このトップ写真、応募も含め、素晴らしい写真がもっぱら。たまに、「なんだかわからない写真」があっていいよね。って誰に訊いてる?

つうか、ほんと、筋トレだ。重い重い、言いながら(心の中で)、アボカド撮って、なんか撮るものないか、と、ひとりうろうろ探して、で、猫も撮ったりして、そんな春分の日。








2019/03/19

■sleepwalk

どうということのない道に夜が来て、自分がそこにいたりする。


2019/03/17

■月の2句

月光の紐がしゅるしゅる声を出す  石部明〔*1〕

月光が釘ざらざらと吐き出しぬ  八田木枯〔*2〕

どちらも目と耳とに同時に届く。


〔*1〕『THANATOS 石部明』4/4(2018年9月)
〔*2〕八田木枯『鏡騒』(2010年9月/ふらんす堂)

2019/03/15

【お知らせ】3月のくにたち句会は桜が咲いてるかもですね

2019年3月31日(日)14:00 JR国立駅改札付近集合

句会場所:ロージナ茶房(予定)

席題10題程度

初参加の方は、メール tenki.saibara@gmail.com電話etcでご一報いただけると幸いです。問い合わせ等も、このメールまで。


2019/03/08

■横浜へ

明後日の日曜日(3月10日)、横浜に行ってきます。

三島ゆかりさんに俳句ロボットについてお話をうかがうというイベント。




気が向いたら、どうぞ。どなたの参加もオッケーみたいですよ。

なお、俳句ロボットの週俳関連リンク集は、こちら↓

2019/03/02

■クレイジーな疾走

ブリ振って投げて走って Oh, yes! Amanohashidate! 転がり落ちる 吉田奈津

『川柳スパイラル』第4号(2018年11月)の特集「俳句の現在・短歌の現在」で、暮田真名が紹介した歌。『外大短歌』第7号掲載とあるので、作者は学生かもしれません。

一種奇行。疾走感が備わっています。走ると書いてあるから、だけでなく、ね。

逃げながら鶴を折る人法隆寺  谷雄介

という句を思い出しましたよ。これも奇行かつ疾走感。

はじめに挙げた歌は定型(57577)ですが、この人には破調も多く、その韻律も含めて、リズム、グルーヴがあるんですよね。

中学校がこんなにも嬉しく光るなんてふざけたゾンビ映画みたいだ 吉田奈津

ほかにも読んでみたいと思いましたよ。

ラヴ&ピース!





2019/03/01

■冒頭集:自分の墓

新しいオカルト映画という触れ込みで封切られた『リーインカーネーション』は、これといったく話題にものぼらず早々に終ってしまったが、中にひとつ、マイケル・サラザン扮する主人公ピーターが、悪夢の中にきまって出てくるジェフという男の墓を訪ね当てる場面がある。このジェフこそが前世の自分なので、輪廻転生を遂げたとも知らぬピーターは計らずも自分の墓を眺め、手まで触れたことになるわけだが、こちらといえば先祖代々の墓とやらは山口市にあって、明治の初年からようやく東京っ子の仲間入りをし、墓参の習慣を持たぬ一族の裔(すえ)のせいであろうか、こうした"過去の自分の墓"をどうにかして探し出したい、一度だけめぐり会いたいという願望は、私にも久しくあった。(…)
中井英夫『墓地 終わりなき死者の旅』(1981年/白水社)


2019/02/25

■梅日和

この時期、くにたち句会は、谷保天満宮に梅を見に行くのが恒例。


咲いてました。今年は早い。

狛犬が、いいかんじに苔の帽子をかぶっています。



りっぱな神鶏。

天満宮を裏から出て、崖線や畑を歩く。外階段のフォトジェニック物件も押さえて、散歩散歩散歩。ずいぶん歩きました。


2019/02/14

■料金メーター

タクシーの中で二時間対話して春日井建の人に打たれた  奥村晃作

いったいいくらになるんだ? と料金メーターばかりに気が行ってしまう。つくづく貧乏性。

奥村晃作第17歌集『八十一の春』(2019年2月15日/文芸社)より。

2019/02/13

【お知らせ】2月のくにたち句会は梅見

梅が咲いている頃です(予定)。

2019年2月24日(日)14:00 JR谷保駅(南武線)改札付近集合

句会場所:未定

席題10題程度

初参加の方は、メール tenki.saibara@gmail.com電話etcでご一報いただけると幸いです。問い合わせ等も、このメールまで。

2019/02/11

■妙 『オルガン』第16号より

『オルガン』第16号(2019年2月7日)より。

行く年を船と思えば海に沖  福田若之

妙な理屈は、俳句においてしばしば愉しい。もちろんこれは、妙のいう部分がたいせつという前提のもとで。

掲句。過ぎ去る年を「船」と思うのは、奇妙ではなく順当(陳腐と断じる向きもあろう)。一年=船の置き場所として「海」は妥当(過剰に妥当)。海に「沖」があるのも当然。

この句に「妙」を感じるのは、どうしてだろう。勘違いかもしれぬことを含め、な~んか妙なのだ。

海という許容範囲を問い直す  内田万貴 『川柳木馬』第159号(2019年1月)

ラヴ&ピース!


2019/02/08

■硝子のむこう 『街』第135号より

冬木まで硝子二枚を隔てたる  今井 聖

二重サッシなどというトボけてひねくれた読みもできないではないが、やはり、広いガラス窓のむこうにやはり広いガラス窓、そのまたむこうに枝だけの冬木が見えると解したい。住宅なら、ちょっと豪邸。それよりも公共の建物が思い浮かぶ。

一枝一枝がくっきりと、硝子の硬質とあいまって、たいへんに寒そう。

隔てているのは、作者/句の行為者。「自分」はきちんとあるのだが、これは心などではなくて、眼球たる我。

眼球なりてのひらなり(触覚)、作者は1個の感覚器と化す。これまた俳句的愉楽の大きなひとつ。

ラヴ&ピース!

掲句は『街』第135号(2019年2月1日)より。


立春を過ぎても寒いですね。大寒波襲来の週末。


2019/01/28

■くにたち句会・無事終了

photo by Fumiyo O

2019/01/15

■干支

靴箱の上に妙なものが飾られているんですけど?


妙だけど、ちょっとかわいい。

2019/01/14

【お知らせ】1月のくにたち句会

2019年1月27日(日)14:00 JR国立駅改札付近集合

句会場所:ロージナ茶房(予定)。

席題10題程度

初参加の方は、メール tenki.saibara@gmail.com電話etcでご一報いただけると幸いです。問い合わせ等も、このメールまで。

※1月下旬は誕生日の「特異日」。それ関係の皆様もどうぞいらっしゃいませ。

2019/01/13

■絵はがきのこと

絵はがきの消費量が多いほうだと思う。メールではなく、紙の便り〔*1〕をわりあいによく書くので。

なぜかというに、きっと、パソコンでタイプすることが多くなるにつれ、「字を書く」ことが少なくなるのを補う、というか、字を書いたほうがいいと思うから(なぜいいかはわからない)。

ボックス買い(造語です)も多い〔*2〕。50枚とか100枚とか、こんなにあってどうする? と一瞬は思うが、そのうちなくなる(投函し尽くす)から不思議です。



marimekko の絵はがきボックスは、「寒中見舞いを書かなきゃ」とのたまっていた嫁はんへのプレゼント(といっても自分も使うつもり)。このブランドを買っている・持っているわけではないらしいが、たいそう気に入ってくれた。私も、これを機会に、駅ビルとかでマリメッコのショップに目が留まるかも(だからどうということではないですが)。

ラヴ&ピース!


〔*1〕余談だけれど、紙の便りを電子メールと区別して「snail mail」という言い方をしていた。このまえそのことを話題にすると、知らない人が多くて、ああ、もう死語なのか、と思ったことですよ。

〔*2〕ボックス買いはもっぱら洋書店(例えばこちら)。1枚当たりの値段がかなり安くなる。おまけにしっかりした箱なことが多くて、この買い物は楽しい。おすすめ。

2019/01/10

■胸にひらく 『鷹』一月号をめくる

結社誌『鷹』の冒頭近く、目次の直後にある「現代俳人列伝」を楽しみにしている。1頁モノクログラビアに肖像写真、代表句12句、略歴というシンプルさが心地よい。2019年1月号は第220回。大野林火。

ねむりても旅の花火の胸にひらく  林火

清潔で清冽な叙情はなんだかんだいっても日持ちする。1947年作のこの句、70余年を経過した今も、私の胸にひらく/ひびくもの。

近所の散歩もいいけれど、旅もいいな、と、思ったことですよ。

ラヴ&ピース!


『鷹』はいつも表紙の絵がかわいい。きれい。

2019/01/06

■ポンプ日和

素晴らしいポンプを見たので、その日がぜんぶ素晴らしい(と信じることにする)。


2019/01/03

■三が日

平和です。


黒豆+マスカルポーネ。素晴らしい相性。昨年だったか数年前だったか友人宅で知った。


器をかえると、和菓子のよう。

(実際、菓子っぽい味なんだけどね)

ラヴ&ピース!