2019/12/19

■大野泰雄句集『むつつり』ああ軽妙で巫山戯ている

このあいだから読んでる大野泰雄句集『むつつり』がおもしろい。

ちょっと無頼で、軽妙。いいかんじに巫山戯た句も多い。佐山哲郎さんの諸句集にも通じるかも、です。

いいかんじに巫山戯るのは存外難しくて、こっちが引いてしまっては、その巫山戯は失敗。

※句集『むつつり』については、またどこかに書きます(おそらく週刊俳句)。


ところで、軽妙とか飄逸とか巫山戯は、オトナの所作。なぜかというと、暮らすことの重苦しさ、つらさ、かなしさ、ばからしさを知っているから。

重苦しいから、重い句を書くんじゃなくて、むしろ、というね。そんな人が多いんだと思いますよ。

若い人(と十把一絡げにすると叱られるけど)は、まだ、そのへん知らないくていいです。わからなくていいです。

ラヴ&ピース!


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