2019/10/28

■水辺に始まる 石川美南歌集『架空線』

石川美南歌集『架空線』(2018年8月/本阿弥書店)を読み始めた。冒頭の連作「川と橋」がとっても良い。川ラヴァー・橋ラヴァーとしてもうれしいかぎり。

日本橋ほか、川というか東京の運河というか水辺を散策し、1964年五輪も去来する。歌から歌へ読み進めると、名著『私説東京繁昌記』(小林信彦+荒木経惟)も思い出したり。

以降の連作も、しっとりと、じわっと、来る。

部屋じゃなくて、外で、例えば電車の中で、ゆっくりページをめくっていこうと思います。

ラヴ&ピース!


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