2014/02/11

■新家完司『平成二十五年』p27が、身も蓋もない

新家完司『平成二十五年』(2013年1月6日/新葉館出版)のp27に並んだ3句。

  高齢者諸君もうすぐ砂漠です

  名案はないかゴミ箱のぞき込む

  そうですね味方はやはりお金だけ


ちょっと笑った。



2014/02/06

■五輪すね

冬季五輪が始まりますね。

冬季じゃなくて夏季のときの写真が携帯電話の奥底から出てきました。





2014/02/05

■歌仙の代打

志さんのパソコンが逝ってしまわれたということで、急遽、代打。
http://8408.teacup.com/namubow/bbs/4038

途中出場で歌仙「水の流れ」に入っています。
掲示板はこちら↓
http://8408.teacup.com/namubow/bbs

こういうケースは初めて。というか、歌仙じたい、何年ぶりだろう?

2014/02/03

■オムスクトムスク……


句集『カルナヴァル』より、「シベリア鉄道」の添え書きのあるこの一句。

オムスクトムスクイルスノヤルスクチタカイダラボ春の雪  金原まさ子


初出時のブログ記事には、猫髭さんの「オムスクはドストエフスキーの流刑地だし、トムスクもシベリアの都市とはいえ(…)」のコメント(http://sea.ap.teacup.com/masakonn/188.html)。さすが博学。

浅学の身には呪文のようです。そこに「シベリア鉄道」とくれば、呪文とともに、口の中から列車が飛び出し、雪の中を駆ける景も広がる。

カタカナが貨車のひとつひとつにも見えてきます。



出所:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E9%89%84%E9%81%93

2014/02/01

■男波弘志「俳諧風俗陳列棚 二」が楽しい

男波弘志「俳諧風俗陳列棚 二」20句(『里』2014年2月号)が楽しい。


来し方が黒いピアノになつてゐる  男波弘志(以下同)

ピアノならいいなあ。

こちらは「白いギター」くらいに悲しく安っぽいかもしれない。日曜午後の『TVジョッキー』(日本テレビ系列)が青春期に重なる世代としては。(わからない人は「白いギター TVジョッキー」でgoogle)


おつ勃(た)つたりおつ死(ち)んだり秋の雨だつたり

…には「椎名林檎五句」の詞書。


寺山を離るる修二枯野原

…は「修司」の誤りか。あるいは「修二会」と掛けてあるのか。前者と見るが、そうであってもあまり気にしない。

「テラヤマ」と、この四音を独特の湿度と距離感(肌触れ合うほどに近いという意味だけど)で口にする世代・社会集団に私はいないけど、隣にする機会は多い。たいていは酒の席。そうじゃないシラフでは、まあ、あまり聞きたくないわけですが。


冬の日や満艦飾の母とゐて

「お、お、おかあさん!」と叫びましょうか? テラヤマ風ではなく。


巨き巨き原子炉ほどの熊睡る

原子炉の句はほかに2句。「原子炉」は、俳諧・俳句のみならず、これから長きに渡って、寓話的に、あるいはそうでなく、想像の、あるいはそうではない風景の中に、繰り返し現れつづけるのでしょう。音(ゲンシロ)といい、漢字の組成といい、あの巨大な物語を背負うに(偶然にも)充分すぎる語です。