2024/12/20

■ライヴ(2025年1月26日)のお知らせ

128s イチニッパーズ ライヴ

2025年1月26日sun
13:30 開場 14:00 開演

くにたち 地球屋 http://chikyuya.online/
地球屋さんはJR国立駅南口から大学通りの左側を南へ5分。一橋大学東校舎の数件手前の地下です。

チャージ1500円+ドリンク

Shiori vocal, èrhú(niko) Goro bass, vocal
Masaru percussion Yuki piano Tenki guitar

二胡フィーチャーのインストも数曲。

お問い合わせは tenki.saibara@gmail.com まで。



2024/12/18

■俳句の述部

俳句は…、とか、俳句とは…、とか、それに続く述部は、ほとんどの場合、《願望》であるる。

というシンプルで、当たり前すぎるかもしれない話。

こういう(大きな)主語に続く述部は、例えば定義とか、場合によっては教条もあり得るのだけれど、そのときもたいていは《願望》含み、《願望》そのもの、というが気がしていて、ただ、これは悪いことではなく、文芸、あるいは表現ジャンルでは、それでいいのだと思う。「願望に過ぎない」のではなく、願いに向かって突き進んでいるわけです。

いろいろな(人の)願望が重なり合うところを喜び、希望を見出すのか、あまりにも互いに遠いことに諦念・絶望を味わうのかは、次の問題なのですが、いかにも、それしかない、自明の真理、みたいに宣言される述部にしても、その人の願望なのだ、と思うことにしている。

すると、特定の述部にっそぐわない句を、あらかじめ除外する態度は免れるし、いろいろな俳句的事象をふところ深く受け止めるられる。気がする。

ラヴ&ピース!

2024/12/16

■気にならない誤字・ざわざわする誤用

この記事の要点

1 誤字は、直せばいいだけの話。

2 ざわざわする誤用


俳句に一片の興味もなかった若い頃、「現存」の俳人として唯一名前を知っていたのが金子兜太だったのですが(当時はもちろんご存命)、その金子兜太の新聞コラムに、「誤字のない文章は勢いがなくてつまらない」だったか「誤字くらいあったほうが勢いがあっていい」だったか、たしかそんなことを言っていて(このふたつ、ニュアンスに相当の違いがあるが)、おもしろいことを言う人だなあと感心した。

自分自身、これまで何万回、何億回(?)、誤字をやらかしている。からというのではないが、あるいは、にもかかわらず、誤字については鷹揚というかいい加減なところがある(あっちゃいけない、と四方八方から言われそうだが)。誤字と気づけば、書いた人でも読んだ人でも「直せばいいだけの話」というスタンス。

誤字は、あからさまであればあるだけ、それが誤りとわかるぶん、タチがいい。タチが悪いのは、誤りには見えない誤り。そうとはわからない事実誤認であるとか、虚偽であるとか。

一方、ワープロ、PCの普及によって、タイポ(タイプミス)とは別に、日本語変換ミスは急増しているはず。最多はおそらく「追求/追究」と「追及」。ネットニュース記事でもたまに見る誤変換。それもまあ、あまり気にならない。

ところが、誤用は、ちょっと気になる。なんでなんなのか、よくわからない。自分自身、誤字のように何万回とまでは行かなくても、たくさんの誤用をやらかしているのに、やっぱり気になる。

いくつか頻出の誤用があるなか、「すべからく」は、これまでこんなにも「誤用例」として語られ続けているにもかかわらず、いまだに目にする。で、これを見ると、ざわざわする。誤字には鷹揚なつもりの私なのに、ざわざわする。

おそらく「すべからく」含みのセリフは、たいてい大上段だし、カッコつけたところがあるので、そんななか誤用? そのノリで誤用? というのが、ざわざわの理由です。

日本語に詳しいわけでも厳格なわけでもなく、「べき」論が好きなわけもないのに、ある種のものにはざわざわしてしまう。まだまだだなあ、と。

ラヴ&ピース!

2024/12/14

■仙台へ、川柳の句会

過日。西国分寺駅から仙台駅まで列車の待ち合わせも含め約2時間と、存外近いことに驚きつつ、日帰り楽勝というわけで、川柳人たくさんの句会に出かけました。

互選じゃなく選者のいる川柳句会はほぼ初めてで、新鮮。事前に投句しているので座って聞いてるだけ。ラク。

(選外)うどん教授の部屋から漏れてくる鼾 10key

うどん教授シリーズは自分で気に入ってる。またひつこくつくろう。

後半は音数歳時記活用句会を進行。投句3句は大誤算。時間が足りず、みなさまにはご迷惑をかけました。すみません。

句会後は例によって宴席歓談。

こんどは、昼はゆっくり散歩、夜は繁華街うろうろできる感じのプランで、再訪したい。

2024/12/02

■12月のくにたち句会はオヤスミ

12月は慌ただしい年末ということもあり、句会はオヤスミにさせてください。

週末は電線でも眺めて過ごします。



2024/11/07

■くにたち句会11月のご案内

2024年11月23日(土)14:00 JR国立駅改札付近

今月はいつもの最終日曜日ではなく、土曜日です。

句会場所未定/席題テキトー

よろしければ句会後の飲食(おそらく拙宅)もどうぞ。


お問い合わせその他は、tenki.saibara@gmail.com まで


↓↓↓記事とは、とりあえず無関係に。

2024/10/19

■関西漫遊記 京都・滋賀・神戸・故郷など

初日

京都へ。屋上バーベキュウ→鹿の間句会(ともに仲田陽子氏主催)→草津泊。

5,719歩。

第2日

大津駅へ。大津祭見物→膳所駅へ。音数歳時記活用句会。石山駅近くで懇親会→大津泊。

10,074歩。

第3日

琵琶湖畔を散歩。唐橋など巡って再び膳所あたりを散歩、新快速で西へ。なぜか高槻駅で途中下車。散歩。神戸三ノ宮へ。東京から来たyuki氏と合流。銀行玄関でのジャズライブ(最高!)見物。弟夫婦と落ち合う。夕飯まですこし時間があるのでビーナスブリッジという展望の良い場所へ。夕日を拝む。和食。→姫路泊。

25,617歩

第4日

故郷へ。墓参り。→白浜の宮駅。樋口由紀子さんのお招きで「灘けんか祭り」見物。夕刻辞去し、山陽電車で明石へ。JRに乗り継ぎ新快速で新大阪へ。帰宅。

12,060歩。

4日間合計:53,470歩。


よく歩いて、会う人は気持ちのいい人ばかりで、とても良い旅でした。

2024/10/18

■くにたち句会10月のご案内

2024年10月27日(日)14:00 JR国立駅改札付近

句会場所未定/席題テキトー

よろしければ句会後の飲食(おそらく拙宅)もどうぞ。

お問い合わせその他は、tenki.saibara@gmail.com まで

↓↓↓記事とは、とりあえず無関係。

2024/10/05

■ロック・コスプレ

ターゲティング広告? 出てきたのが、モノしての奇妙奇天烈さ以上に、値段が安すぎて、怖い。笑う。



ハードロック風とマージービート風。両立しないけど、むりやり併用も一興かも。

私はやらんよ。

ラヴ&ピース!

2024/10/02

■句集について…

…書いたりしています。

ちょっと一服 田口武『煙草』を呑む
コーヒーにミルク 蜂谷一人『四神』の一句
土地との親和 佐藤文香『こゑは消えるのに』の一句

たっぷりとひとり 瀬戸正洋『似非老人と珈琲 薄志弱行』とゆるく付き合う・その1https://weekly-haiku.blogspot.com/2024/09/blog-post_229.html
事件性の有無 瀬戸正洋『似非老人と珈琲 薄志弱行』とゆるく付き合う・その2

以上は最近の週刊俳句。ウラハイにも代打でちょこっと。

白雲の落としてゆきし木槿かな  守屋明俊
台風の余韻の風の網戸かな  澤田和弥

2024/09/25

■『はがきハイク』第26号

そろそろお手元に届きます。業界最小最軽量の俳誌『はがきハイク』第26号。

『はがきハイク』はこちらから勝手に送りつける御挨拶のようなもの。送り先の漏れは多々。届かないときは、下記までメールください。

tenki.saibara@gmail.com

興味がおありの方も、ご遠慮なく、同じメールアドレスへどうぞ。

【お願い】
はがき「全面」の写真、画像キャプチャー等を、ネット上に載せるのはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。

2024/09/23

■「音数歳時記」活用句会 in 荻窪 のご案内

『音数で引く俳句歳時記・秋』(岸本尚毅監修・西原天気編/草思社)を片手に、席題を作句する句会です(その後の選句・合評は通常の句会と同様)。

今回は監修者の岸本尚毅さんをお招きします。

日時:2024年108日(火)19:00

場所:屋根裏バル 鱗 kokera https://twitter.com/kokera07839729

句会費:2,000円(カレー&烏龍茶付)

上記歳時記を持参されない方には、句会場にて、定価の約7割(学生さん5割)で頒布いたします。

申込は店主の茶鳥さんまで nomurakaori.ad@gmail.com

≫『音数で引く俳句歳時記・秋』≫amazon



2024/09/14

■マスカットの夢

いただきもの。ご近所が庭で育てたシャイン・マスカット。


庭で育ったりするんですね。吃驚。ちょっと小ぶりだけれど、味はもう充分に美味。

種は残ってる。で、yuki氏、この種からうちでも育ててみようってんで、小皿にとってあるんだけれど、発芽させて、蔓を伸ばして? さすがに、それは無理だと思う。

2024/09/09

■紫蘇・その後

雑草のように逞しく旺盛に生い茂った紫蘇から、紫蘇シロップや紫蘇ジェノベーゼをつくった話は『週刊俳句』に書いた。

https://weekly-haiku.blogspot.com/2024/08/905.html

その後、紫蘇ジェノベーゼを使ったスパゲティを美味しくいただいたのですが、同じメニューの二度目、食べていると、喉やら胸のあたりがかすかに火照る。なにやら、紫蘇の精霊(?)のようなものがさかんに暴れている感じなんですよ。

「それ、紫蘇アレルギーなんじゃ?」とyuki氏。

紫蘇を刈り取り、葉を毟り、と、大量の紫蘇に触れすぎたせいでしょうか。

自分でも笑ってしまうのですが、もしアレルギーだとしたら、ひじょうに残念なことです。


2024/09/04

■「音数歳時記」活用句会 in 大津のご案内

 『音数で引く俳句歳時記・秋』(岸本尚毅監修・西原天気編/草思社)を片手に、席題を作句する句会です。

2024年1013日(日)12:00-16:00

会場:義仲寺無名庵
https://otsu.or.jp/thingstodo/spot110
アクセス:JR膳所駅または京阪電車・膳所駅から徒歩7分
会場/ 境内は9:00~入場・拝観可。受付で「句会参加」とお伝えください。

席題による作句・投句。以降の選句・合評が通常の句会と同様。

上記書籍を持参されない方には、句会場にて、定価の約7割(学生さん5割)で頒布いたします。

句会費:500円  拝観料を含む

定員20名。

俳句初心者大歓迎/句会後の飲食からのご参加もオーケーです。

お申し込み・問い合わせは、久留島元さん(cqa21226@nifty.ne.jp)もしくは西原天気(tenki.saibara@gmail.com)まで。




2024/09/02

■ちっちゃい定規

って、存外、便利。



2024/08/27

■本を物色する

本をインターネットで買うのに、かなり慣れてしまった。それは検索機能によるところが大きい。目当ての本がわかっているとき、あるいは読みたい作家が決まっているとき、いわゆるリアルの書店とは、手軽さ・便利さの点で、圧倒的な差があるので。

それでも、本屋をぶらぶらする愉しみがなくなったり減じるわけではありません。とりわけ、何、と決めていないとき。

積ん読は極力やめるという方針を立ててからもうずいぶん長く、つまり、いまから、あすから読む本しか買わないという方針のもと、ある日、出先で読む本が尽きた。出先だから文庫本。誰の本とも何の本とも決めずに、地元の本屋さんをぶらぶらする。

なんとなく、知らない作家、読んだことのない著者のものという気分。平台を眺め、書架を端から見ていく。候補はたくさん目に入る。なにしろ、読んだことのない作家だらけだ。

1冊に向かって、3冊に絞った。

ウィリアム・フォークナー『野生の棕櫚』。こんな大作家なのに、恥ずかしながら、1冊も読んだ記憶がない。

台湾の探偵もの。へぇ、台湾の推理小説! 自分としては意表をつくチョイスになる。

室井光広『おどるでく』。民俗ものっぽい。

どれにしようか迷っているあいだ、カウンターのおねえさんと客の老人の世間話が耳に入ってくる。都会の大型書店では味わえませんね、これは。

で、結局、町田康の帯文が決め手になって、『おどるでく』を手に取って、さっきのおねえさんのカウンターへ(世間話はナシ)。「カバーを、お願いします」

話はそれるけど、このカバーというのが、ネット書店にはない大きな魅力ですね。カバー、必須。ネットで買ったものには、自分で掛けてます(みなさん、そうなはず)。で、びっくりしたのは、どこかの駅ビルに入っている書店は、カバーが有料だった。買い物袋の有料化の流れでしょうか。これにはたまげました。

というわけで、慣れ親しんだ焦げ茶色のカバーのかかった『おどるでく』という短編集を読み始めたのですが、当たり! です。なんだか奇妙なオフビート感。たいせつに味わっております。

写真は記事と無関係です

2024/07/07

■七夕

鶯谷駅下車のち、下谷の朝顔市を抜け、合羽橋の七夕祭りを抜け、浅草まで。とってかえして根岸に戻る。炎天下をぶらぶら。約11000歩。ひさしぶりの西念寺での句会の最中に雷雨。すぐにあがって駅前の中華で打ち上げ。



2024/07/01

■煮込む

雨がちの月曜。野菜多めでポークスペアリブの煮込み。

人参、セロリ=購入
玉葱、ズッキーニ、プチトマト=畑から



あ、そうそう。今年も区画借りの家庭菜園には、夏野菜が植わってます。ナスやトマトの作り方をYouTubeで眺める(2倍速)のですが、きちんとやるのはなかなかに難しい。これまでどおり、なんとなく育てていく所存。

2024/06/15

■「音数歳時記」活用句会 in 荻窪 のご案内

日時:2024年73日(水)19:00

場所:
屋根裏バル 鱗kokera
 https://twitter.com/kokera07839729
句会費:1,500円(カレー&烏龍茶付)

『音数で引く俳句歳時記・夏』(岸本尚毅監修・西原天気編/草思社)を片手に、席題を作句する句会です(その後の選句・合評は通常の句会と同様)。はじめに簡単に本の紹介をします。

上記歳時記を持参されない方には、句会場にて、定価の約7割(学生さん5割)で頒布いたします。

申込は店主の茶鳥さんまで nomurakaori.ad@gmail.com

≫『音数で引く俳句歳時記・夏』amazon



2024/05/25

■「音数歳時記」活用句会 in 神戸のご案内

『音数で引く俳句歳時記・夏』(岸本尚毅監修・西原天気編/草思社)を片手に、席題を作句する句会です。

2024年713日(土)13:00-17:00

会場:神戸市中央区文化センター 会議室1003(受付10階)
 〒650-0031 神戸市中央区東町115番地
 ※三宮駅から徒歩6分

席題による作句・投句。以降の選句・合評が通常の句会と同様。

上記書籍を持参されない方には、句会場にて、定価の約7割(学生さん5割)で頒布いたします。

句会費:200円
定員22名。

俳句初心者大歓迎/句会後の飲食からのご参加もオーケーです。

お申し込み・問い合わせは、川田果樹さん(kaju.kaju.ju10@gmail.com)もしくは西原天気(tenki.saibara@gmail.com)まで。


 ≫amazon


2024/05/21

■くにたち句会5月のご案内

2024年5月26日(日)14:00 JR国立駅改札付近

句会場所未定/席題テキトー
 ※大学通りの桜(見頃はいつなんでしょうね?)を眺めて歩きます。

よろしければ句会後の飲食(おそらく拙宅)もどうぞ。



2024/04/23

■虎から図書館へ

虎がバター、バターが図書館になるまで  湊圭伍

「ちびくろサンボ」のエピソードが、図書館に発展するわけですが、この世界的大ヒット絵本、人種差別問題から絶版、書店から回収という経緯のなか、いちはやく(日本の)図書館から姿を消したのではなかろうか、と。

出版物がこの手の憂き目にあう(と言っていいのかどうか)のは、まずは学校の図書室、次いで公共の図書館、という気がする。データや根拠はありません。なので、この句の《図書館》は、ごくすんなりと、句の中に収まる。

その「すんなり」感と、バターと図書館の「物質的」な距離の遠さ(どうやったって、バターが図書館になることはない)、〈とんでもなくもない〉と〈とんでもない〉の同時発生といってもいいし、〈わかる〉と〈わからない〉の共存といってもいいのですが、それが一句の中に並び立っているところが妙味。

掲句は『川柳木馬』第179号(2024年4月)より。

2024/04/07

■128s(イチニッパーズ)ライブのお知らせ

128's は、回文俳句の吾郎さん(bass)、栞さん(vocal)、マサルさん(perc.)、yuki氏(keyboard)、私め(guitar)。懐かしめのロック、洋楽の日本語歌詞ヴァージョンなどを演ります。ラフでカジュアル、いい意味でいいかげんなバンドです。

2024年5月19日(日)13:30開場 14:00開演

くにたち・地球屋 http://chikyuya.online/

地球屋さんは、JR国立駅を降りて大学通りの左側を南へ。一橋大学・東校舎の手前の地下。駅から5分。

charge 1500円(ドリンク代別)



2024/03/31

■『はがきハイク』第25号

そろそろお手元に届きます。業界最小最軽量の俳誌『はがきハイク』第25号。


『はがきハイク』はこちらから勝手に送りつける御挨拶のようなもの。送り先の漏れは多々。届かないときは、「おい、こら、来てない。送れ」とゆってください。

tenki.saibara@gmail.com

見たことがない、興味がちょっとある、という方も、ご遠慮なく、同じメールアドレスへどうぞ。お送りいたします。

【お願い】
はがき「全面」の写真、画像キャプチャー等を、ネット上に載せるのはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。



2024/03/26

■これさえあれば…

…だいじょうぶです。ラヴ&ピース!





2024/03/14

■くにたち句会3月のご案内

2024年3月30日(土)14:00 JR国立駅改札付近
 ※いつも最終日曜日ですが、今回は土曜日です。

句会場所未定/席題テキトー
 ※大学通りの桜(見頃はいつなんでしょうね?)を眺めて歩きます。

よろしければ句会後の飲食(おそらく拙宅)もどうぞ。



2024/02/27

■「音数歳時記」活用句会 in 荻窪 のご案内

日時:2024年329日(金)19:00

場所:
屋根裏バル 鱗kokera
 https://twitter.com/kokera07839729
句会費:1,500円(カレー&烏龍茶付)

『音数で引く俳句歳時記・春』(岸本尚毅監修・西原天気編/草思社)を片手に、席題を作句する句会です(その後の選句・合評は通常の句会と同様)。はじめに簡単に本の紹介をします。

上記歳時記を持参されない方には、句会場にて、定価の約7割(学生さん5割)で頒布いたします。

申込は店主の茶鳥さんまで nomurakaori.ad@gmail.com

≫『音数で引く俳句歳時記・春』≫amazon

2024/02/26

■春はちらし寿司

句会の後のちらし寿司。


2024/02/13

■「音数歳時記」活用句会 in 京都のご案内

『音数で引く俳句歳時記・春』(岸本尚毅監修・西原天気編/草思社)を片手に、席題を作句する句会です。

2024年316日(土)13:00-17:00

会場:ウィングス京都(京都市中京区東洞院通六角下る)会議室2

席題による作句・投句。以降の選句・合評が通常の句会と同様。

上記書籍を持参されない方には、句会場にて、定価の約7割(学生さん5割)で頒布いたします。

句会費:200円
定員22名。

俳句初心者大歓迎/句会後の飲食からのご参加もオーケーです。

お申し込み・問い合わせは、仲田陽子さん(yoko831nkt@gmail.com)もしくは天気(tenki.saibara@gmail.com)まで。


2024/01/24

■とある宇宙人 『Picnic』第10号より

『Picnic』第10号(2023年11月)掲載の木村オサム「SPACE OPERA」は、宇宙関連の20句。宇宙人がたくさん登場するのですが。

自転車のサドルにされた宇宙人  木村オサム

こんな悲しい目にあった宇宙人は、いまだかつていないのではないか。世の中、何が起こるかわかったもんじゃありません。

ラヴ&ピース!

2024/01/15

■ファンタスティックな作者像


これでもなかなか追いつかないのですが(どんどん句集が出ます)、もうちょっとがんばってみます。

ところで、南十二国さんの句集『日々未来』(2023年9月)の「序」で、「鷹」の主宰・小川軽舟さんが、十二国さんのことを、映画『パターソン』(ジム・ジャームッシュ監督)の主人公に重なって見える、と書いている。私は、この句集を読んでそんな感じはしなかったし、もうひとつぴんと来ないのだけれど、俳人って、句だけ読んで、かなりファンタスティックな作者像を思い描く、という経験はあって、たとえば、むかし、インターネット上で、端正な句をつぎつぎと繰り出す、伝統的な作風の人の、和服の着流しを想像してしまっていた。じっさいにお会いすると、そんなことはないのですが、「俳句の国」に住まう、まだ見ぬ俳人さんは、どのひとも、現実離れした容姿を想像させたものです。私がヘンなのかな?

寿司桶に降り込む雪の速さかな 太田うさぎ

こんな句を読んだら、粋な着物姿の作者を想像するしかないじゃないですか。もっとも、じっさいには、句を読むより先に、作者のうさぎさんにリアルにお会いしているから、ファンタスティックにはならなかったですけどね。

ラヴ&ピース!

2024/01/14

■ジョニ・ミッチェル

週刊俳句・第873号(2024年1月14日)の音楽千夜一夜は、ジョニ・ミッチェルで2番目に好きな曲。
Big Yellow Taxi

では、いちばん好きな曲は?と、これに答えたいのが人情。

All I Want をニック・デカロ(プロデューサーで有名な人)のカヴァー・ヴァージョンで。


オリジナルが聴きたい人は、All I Want Joni Joni Mitchell で動画検索してください。

2024/01/10

■熊とか火事とか

宝くじ熊が二階に来る確率  岡野泰輔

のど飴を口にふくめば遠い火事  なかはられいこ

「宝くじ」の句は俳句の句集から。「のど飴」は川柳作家の作。諧謔とか叙情とか、そういう大雑把な要素でジャンルの区別を言うのではなく、何が俳句で何が川柳といったことは、少なくとも自分にとっては、もうどうでもいいや、ということであって、どちらの句も好き、という呆けた地点から、まだ一歩も出ていないし、これからさきも出ないかもしれない。

掲句は、岡野泰輔『なめらかな世界の肉』(2016年7月/ふらんす堂)、なかはられいこ『現代川柳の精鋭たち』(2000年7月/北宋社)より。

なお、熊も火事も冬の季語。俳句にも歳時記にも興味のない人は、「なんで?」と思うだろう。私もすこし思う。思うけど、そう決まっているのなら、それを利用しない手はない。

利用、というのは、いくつかの意味。

例えばひとつは、熊=冬、火事=冬との(誰かの)思いのかたわらに立って、句をつくったり読んだりすること。

あるいは、なにかの句について「無季ですね」との(したり顔の)指摘の発生を減らすこと。

熊穴に入るまへに見る景色かな 10key(大昔作・句集未収録)

黒柳徹子のやうな火事でした 10key(人名句集『チャーリーさん』2005年)



余談。

月涼し生まれ変つて会へる率  南十二国『日々未来』2023年9月

熊が二階に来る確率と、どっちが高いんだろう?


2024/01/09

■ライブのお知らせ:イチニッパーズ

2024年127日(土)17:30開場 18:00開演

場所:大森『風に吹かれて』03-3763-6555 
     東京都大田区大森北1丁目 34-16 六然堂ビル 2F 
charge 1500円(ドリンク代別)

お問い合わせは tenki.saibara@gmail.com まで。

俳句つながりの吾郎さん・栞さん、梅干製造家のマサルさんと、わが家(yuki氏と私)の5人がイチニッパーズです。

イチニッパーズなのに、なんで127? との声もあがりましょうが、気が向いたらお出かけください。




2024/01/08

【句集をつくる】第29回 連作への作業:横浜

年明けは、恒例の「俳句相撲」。結社「街」主催のこのイベントに毎年、週刊俳句チームとして参加。この何が【句集をつくる】の一貫なのかというと、連作の「種」みたいなものを、そこから拾う、ということで、例えば、

秘境から来たと言ひはる毛皮商 10key(他同)

横浜に袖すれあひてフェイクファー

前者(毛皮商)は、いつかの俳句相撲で投句した句、後者(横浜に)は、今年、投句した句の挨拶句方向のヴァージョン(改稿)。

この2句を連作の1句目と10句目に据えて、あいだの8句を、過去作から掘り起こして嵌め込んだり、書き下ろしたり。それで、ある種の気分が醸成できれば、といったところ。

冬季・無季が並ぶことになる。東京でも近所でもなく。家の中ではもちろんない。でも、散歩でなくてもかまわない。過去から拾うといっても、なかなか都合よくは行かないだろうし、まあ、書き下ろすことになるんでしょうね。それはそれで愉しいかも。


ちなみに、今年の俳句相撲について書いておくと、100名近い参加で10チーム。盛況です。週刊俳句チームは、3チーム同点の優勝。いちおうめでたいですよね。

横浜駅近くは、夜になってたいへん混み合っておりました。このところ、コロナ禍の反動で、人がよく街に繰り出すように思います。感染がなくなったわけでも劇的に減ったわけでもないでしょうに。

ラヴ&ピース!(ひさしぶり)