2024/01/08

【句集をつくる】第29回 連作への作業:横浜

年明けは、恒例の「俳句相撲」。結社「街」主催のこのイベントに毎年、週刊俳句チームとして参加。この何が【句集をつくる】の一貫なのかというと、連作の「種」みたいなものを、そこから拾う、ということで、例えば、

秘境から来たと言ひはる毛皮商 10key(他同)

横浜に袖すれあひてフェイクファー

前者(毛皮商)は、いつかの俳句相撲で投句した句、後者(横浜に)は、今年、投句した句の挨拶句方向のヴァージョン(改稿)。

この2句を連作の1句目と10句目に据えて、あいだの8句を、過去作から掘り起こして嵌め込んだり、書き下ろしたり。それで、ある種の気分が醸成できれば、といったところ。

冬季・無季が並ぶことになる。東京でも近所でもなく。家の中ではもちろんない。でも、散歩でなくてもかまわない。過去から拾うといっても、なかなか都合よくは行かないだろうし、まあ、書き下ろすことになるんでしょうね。それはそれで愉しいかも。


ちなみに、今年の俳句相撲について書いておくと、100名近い参加で10チーム。盛況です。週刊俳句チームは、3チーム同点の優勝。いちおうめでたいですよね。

横浜駅近くは、夜になってたいへん混み合っておりました。このところ、コロナ禍の反動で、人がよく街に繰り出すように思います。感染がなくなったわけでも劇的に減ったわけでもないでしょうに。

ラヴ&ピース!(ひさしぶり)

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