千駄ヶ谷駅に30分ほど遅れて到着。道にちんどん屋が。クラリネットはなくテナーサックスで My Favorite Things なものだから、ちんどん色が薄い。鷗外展は、谷根千あたりの写真今昔。「夕焼だんだん」そばの富士見ホテルあたりからの景色が、昔は、ひらけていて、まさに富士見。鷗外の観潮楼からも海が見えたわけだし、ああ隔世の感。
数人連れ立って根岸までぶらぶら歩く。谷中墓地をかすめて上野桜木から日暮里へ、言問通りを根岸へ、という経路はクルマでは何度も通っているが、それでは見えないものが、歩くと見える。当然だけれど、歩かなくちゃね。散歩の愉しみ。
根岸・西念寺では、百句会スタイル(作った句は席題ごとに読み上げるだけで撰はしない)。席題は、音階、砂、後ろ、土、タガログ語、根、猫、毎、揺れる、和の10題。タガログ語とか、もう大変な席題ですわ。15句から20句くらい作ったと思う(短冊は持ち帰らないし控えがないので正確な数はわからない)。以下、改稿やら、いま新しく作った句やら。
なしぶだうもも音階のはにほへと 10key(以下同)
蛇穴に入る後ろから別の蛇
雀落ちて化す蛤はタガログ語
句会後は中華屋さんで飲み食い。帰り際に狂流さんにもらったコンピCD。帰宅してから聞く。きゃりーぱみゅぱみゅがエスニック(ワールド・ミュージック)の流れの中にあって(おお、こういうコンテクスト!)、なんともしっくり来る。ハナレグミという人は聞いたことがなかったが、「サヨナラ COLOR」という曲が懐かしく良い感じで、その他、知らない曲がほとんどで収穫多大。なかでも薩頂頂(サーディンディン)のこの曲(↓)。胸がざわつきます。
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