2013/02/01

白と黒

最近、軽く驚いたことがって、少し前の記事「コンビニのおでんておいしいの?」。この記事、神野紗希さんを、私が否定的に扱ったふうに受け取る人がいるらしいのです。

言ってしまえば、「黒い神野紗希」を「神野紗希は黒い」と読み換えた感じで、それは誤読というより私の書き方が悪いのですが、記事の真意は、「黒い部分をもっと出したほうがラクだし、おもしろいのに」ということ。言ってみれば、シンパシーなので、前述のような受け取られ方に少し驚いたわけです。


黒い部分がない人なんて、いません。

「いや、私には、ない」という人がいたら、それこそ大嘘つきの真っ黒けです。

「黒さ」は、悪徳や悪意ばかりではありません。シニシズムであったり、「傾(かぶ)き」であったり、反・権威であったり。


「黒いところ」を人に見せないような表現、あるいは暮らし方は、しばしば退屈で、ときに、はたから見て息苦しく見えます。

黒い部分を外に出さない人は、内側で、どんどん黒が煮詰まってきます。


まあ、黒ばっかりじゃあ、ナニですが、そんな人、いないだろうし。

白い自分と黒い自分、お互いになかよく共存させていくのがいいのではないかなあ、と思うですよ。

0 件のコメント: