2014/10/28

■『鷹』2014年11月号からもう一句

カビキラー(ジョンソン株式会社)の句。

見てゐたり黴を殺してゐる泡を  髙柳克弘

このあいだの句会で「カタカナの商品名」というお題が出た。こういう変則的なテーマはなかなかうまく行かないのですが、なるほど、この句のように「黴を殺す」とすればいいのか、と。

オツ。

「見てゐたり」もいい。俳句の場合、見ていると書かなくても見ているのだからムダなひとことになる場合が多いのですが、この泡はたしかに「見てゐたり」しますよね。

かなり好きな句です。



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