2018/11/30

■梨のひとっきれ 『無心』創刊号より

爪楊枝だらけの梨が一つ切れ  浅沼 璞

みんな爪楊枝を使わずに手で摘んで食べたのでしょう。で、最後、いわゆる「遠慮のかたまり」たるひとっ切れに、あまった爪楊枝が針山のごとく刺さっている。

と、経緯を想像するのは、読みの余分。たんに、皿の一景として読むべきなのですが。

掲句は『無心』創刊号(2018年10月1日)より。


ところで、梨は豚肉と合うそうなので、機会があれば(来秋か?)、いっしょに炒めてみようと思います。

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