2016/08/31

■WESTBOUND 03 姫路モノレール散歩+ bonus track

ひょんなことから、姫路モノレールの遺構をめぐる散歩。



姫路モノレールは1966年開業、8年後の74年には早くも休止、79年に正式廃線。




姫路駅と手柄山駅(当時、姫路博覧会開催)を結び、全長たったの1.6km。唯一の中間駅・大将軍駅は高尾アパート(10階建)の中。レールがマンション棟に突っ込むかたち。



取り壊しが決まった高尾アパートは白い塀で囲まれ、うまい撮影位置がない。

こちらのサイト(↓)に良い写真がたくさんあるので、私がそんなにがんばって撮ることもない。

●姫路モノレール・大将軍駅の痕跡が色濃く残る高尾アパート
http://www.railwaystation.jp/haieki/daisyogun.html


高尾アパートの裏に廻る。


廃墟として渋め。




ここで話をガラリと変えて、食べもののこと。



「えきそば」のカップ版をコンビニに見つけ、購入。

おいしいわけでは、けっしてない。けれども、つい食べてしまう。姫路のソウルフードです。


あと、姫路のソウルフードといえば、「イカ焼き」ですかね。

むかし駅ビルの地下で食べられた。当時はたしか数十円。タコ焼きと比べても格安。子どもにも手が出たわけです。

駅ビルも今はない。だから、イカ焼きも消えたのだろうと思っていたら、見つけました。なんの変哲もない安っぽいフードコート。その奥に、妙に熱気のある一画。気づいたのは嫁はんでした。「なんだかすごいよ、あそこ」と野生の勘を働かせ、近づいてみると、タコ焼き、イカ焼きを焼いている人たちの年季の入り方が尋常ではない。おばあちゃんたちのムダのない、それでいて緊張感を醸さない、熟達の動き。これは、あの駅ビルのタコ焼き・イカ焼きが、そのままここに引っ越してきたに違いないと確信。あとで調べてみると、そのとおりでした。

イカ焼きは現在200円。食事を済ませたばかりだったので、次回の帰省のとき、是が非でも、ここでタコ焼き・イカ焼きを食す! と夫婦で誓ったのでありました。


で、ソウルフード。3つがキリがいいので、もうひとつ。これには異論が出そうですが、私としては、御座候の回転焼き(赤あん)を挙げたい。

世界一美味しい回転焼き(今川焼き)です。≫google画像検索

こちらは1個85円。


列車が姫路に着いたら、えきそばを食べ、散歩。おなかがすいたらイカ焼きを食べ、御座候で焼きたての回転焼きを買って、散歩しながら、ひとつ頬張る。きっと至福です。



【追記】
えきそば・カップ麺を食べてみたところ、ふつーのカップ麺ぽい味で、あの独特の感じは希薄。「えきそば」はやっぱり駅で食べるのがよいようです。

■なぜ「中八」/「五八五」はダメなのか?

繰り返される話題ですが、中八。

樋口由紀子 金曜日の川柳〔川合大祐〕
http://hw02.blogspot.jp/2016/08/blog-post_26.html

柳本々々 夏のあとがき
http://yagimotomotomoto.blog.fc2.com/blog-entry-1489.html

兵頭全郎 中八考
http://weekly-haiku.blogspot.jp/2013/07/blog-post_28.html


私の場合、中八、というより、「五八五」が、NG。

理由は、ダメと言われているから、といったことではまったくない(規範を教条的に守るのではまったくない)。経験から来るものです。

五八五では乗れない。五八五でビートやグルーヴを感じたことがない。

理由は以上のように明白。

あまりに明白なので、「中八」「五八五」の是非のようなことを論じる気が起きない。愛想のないことですが、しかたがありません。


なお、念のために言い添えておくと、五七五でありさえすれば乗れる、ビートやグルーヴを感じる、ということではないので。


2016/08/30

■WESTBOUND 02 神戸

再度山展望台から港を見る。望遠鏡の覗き穴にカメラを当ててシャッターを押すと、おお! 写るんだ! と妙なことに感動。



朝ごはんのパンを買う。



絵に描いたような夜景。絵に描いたような神戸。

■恐竜の最期 『里』2016年8月号の一句

『里』2016年8月号(2016年8月9日)より。

全身の化石が揃う夏野かな  仲田陽子

何の化石かは言っていないけれど、三葉虫やら魚よりも、やはり、恐竜。

「揃う」は実際に揃ったというのではなくて、揃うはずと読んだ。眼前の夏野で(その下の地層かもしれないけれど、ともかく、そこで)、その恐竜は斃れた。

ゆっくりとした足取りでやってきて、立ち止まる。からだが傾き、地面に向かって崩れ落ちる。ここは、スローモーションであります。音も大事。大音響とともに、砂埃が上がる。まぶたが閉じる。ここもスローモーション。

この想像、心躍る。

一方に、「化石」の語が伝える時間の経過。

瞬間と永続が同時にあること。

夏野の過ごし方として、最上の部類。





2016/08/29

■WESTBOUND 01 生家

一般論として、生まれた場所を嫌い、一刻も早くそこから出たい、離れたいと切望し、実際に離れ、そして長らく経ってから、というのはすなわち相当の年齢となって、その場所がなんだか落ち着く、その場所をあらためて親しいものとし、愛せるようになるという経緯。それは陳腐な物語だけれど、陳腐もまた喜んで受け入れる年齢に、人はなるのだなあ、と。