2019/03/02

■クレイジーな疾走

ブリ振って投げて走って Oh, yes! Amanohashidate! 転がり落ちる 吉田奈津

『川柳スパイラル』第4号(2018年11月)の特集「俳句の現在・短歌の現在」で、暮田真名が紹介した歌。『外大短歌』第7号掲載とあるので、作者は学生かもしれません。

一種奇行。疾走感が備わっています。走ると書いてあるから、だけでなく、ね。

逃げながら鶴を折る人法隆寺  谷雄介

という句を思い出しましたよ。これも奇行かつ疾走感。

はじめに挙げた歌は定型(57577)ですが、この人には破調も多く、その韻律も含めて、リズム、グルーヴがあるんですよね。

中学校がこんなにも嬉しく光るなんてふざけたゾンビ映画みたいだ 吉田奈津

ほかにも読んでみたいと思いましたよ。

ラヴ&ピース!





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