このところ町田康をつづけざまに読んでる。
『パンク侍、斬られて候』(2004年)
『告白』中央公論新社(2005年)
『実録・外道の条件』メディアファクトリー(2000年)
『くっすん大黒』(1997年)
『夫婦茶碗』(1998年)
『湖畔の愛』新潮社 (2018年)
『ゴランノスポン』(2011年)
この作家、読んだことなかったのですが(たいして理由はない。世の中の書物のほとんどは読んでおらず、読まずに死んでいくんだから)、タイトルが気になっていた「パンク侍」を皮切りに、まだ、ハズレがない。いや、もう、どれもおもしろい。ひじょうにおもしろい。
ベッドあるいは電車だから、そんなにはかどるわけじゃあないですが、次を読みたくなる。幸いなことにまだまだ読む本がある。
これまでのベストは『告白』。文庫本でおおよそ850ページ。読み応えありまくりでござんしたよ。
以前、ある人から「町田康を読んでるって他人に言うの、恥ずかしくないですか?」と訊かれたんだけど、え? そういうの、よくわからない。自分が誰の本を読んでいるのか、他人に知られて恥ずかしい、という感覚は、まるでない。昔はあったのかもしれないけれど、この年齢になると、まるで、ない。万事、したいようにする、好きなようにしか暮らしていない。だから、他人にどうこう、他人がどうこうということが、まるでない(反省すべきことなのか、これ、いけないことなのか、そのへんのことさえわからない)。
もうすぐ読み終わる短篇集『ゴランノスポン』には源氏物語第6帖「末摘花」の町田訳が入っていて、これが、あなた、愉快のなんの。次の電車本も町田康になりそうで、書名を物色している。
ラヴ&ピース!
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