2020/02/12

■宮本佳世乃句集『三〇一号室』の最初と最後


宮本佳世乃句集『三〇一号室』。まずは、最初と最後について触れたい。

最初。

カバーの白が美しい。

用紙の関係ですね。

最後。

掉尾の句は、これ。

二階建てバスの二階にゐるおはやう  宮本佳世乃

無季ですね。

西日暮里から稲妻みえている健康  田島健一

を思い出した。

韻律のせいだ。前者は〔5・7・6(2+4)〕、後者は〔8・7・6(2+4)〕。上の音数は違うけれど、下の〔6(2+4)〕が共通。これ、ハマると、いいグルーヴが出るんですよね。

この句集については、さらに、なにか書くかもしれない、書かないかもしれない。




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