俳句的日常
l'écume des jours
by tenki saibara 〔come rain or come shine〕
2017/02/13
■梅のこと
咲くまでの梅を不思議な木と思ふ
正木浩一
梅の句といって、咲いている句よりも、この句を思い出すのは、なぜだろう。
梅は、老木の洞を見つめたり、枝ぶりを眺めたり、木も飽きない。それは、もともとそうなのか、この句を知ってからなのか。わからないけれど、おそらく後者。
掲句は『正木浩一句集』(1993年/深夜叢書社)より。
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