2018/12/10

■ライザ・ダルビー『GEISHA』ほか

電車に乗るのに本を持つのを忘れて、キオスクで湊かなえ『ポイズンドーター・ホーリーマザー』を買ったのは、作家名を目でおぼえていたからでしたが(テレビドラマの原作とか?)、あらま、どす黒いどす黒い。楽しみました。

で、次、何を読みましょうか? と本棚を眺める。はじっこにあったライザ・ダルビー『芸者 ライザと先斗町の女たち』(1985年/入江恭子訳)は、ずいぶんと昔に古本で入手、ずっと読まずに放ってあった本。米国の若い文化人類学者が芸者の研究のため、みずから芸者になるという参与観察。

読み始めると、これが、おもしろいおもしろい。

人類学者のレポートだけれど、学術の退屈はまるでない。ストーリーテリングの能力に秀でた人なんでしょうね。

奇しくも、女性という存在の、いろいろな側面を読書したことでしたよ。

ラヴ&ピース!

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