2019/04/23

■夜空のこと 『鏡』第31号より

啓蟄の窓は夜空を繰り返し  佐藤文香

啓蟄(今年は3月6日)は「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)の意だから、俳句に使われると、視線は下/地面に行きがちなのだけれど、この句は、窓や夜空。啓蟄と合わさることで、夜空がなまめかしく有機的な肌合いをもっていますよね。

ラヴ&ピース!

掲句は『鏡』第31号(2019年4月)より。

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