2019/05/13

■相鉄の新車両は逆光のなか濃紺を超え黒光りしていた

某日、横浜へ。「街」主宰の今井聖さんが阿部完市を語るというので(講演ね)、面白い組み合わせだな、と。

ちなみに、阿部完市の句は、大好き。理由は、おしゃれでキュートだから。くわえて表面的(拙ブログ・表面主義俳句宣言関連を参照)で音楽的だから。

聖さんの話はその路線ではなくて(つまり、期待とは違って)、かみ砕いていえば、どんなふうにやれば「阿部完市風」の句が作れるのか、というレクチャー。

聖さんは、なんで、そんな講演をやるのか。つまり、目的。

慮るに、脱魔法/幻滅(disenchantment)? つまり、「ほら、コツさえつかめば、誰でも作れるんだから、そんなに(盲従的に)信奉するなよ、若者たち」ということのように思えた。

それがほんとに当たっているのか、というのはつまり、「阿部完市風」の《方法》が有効なのかどうかはさておき、さておいて、ですよ、誰かがなにかを大好きなとき、「ほら、それってじつは大したことないよ」と言ってあげる、忠告する、魔法のタネを明かして、幻滅させてあげるなんてことが(そんなことはできっこないと思うけど、たとえできたとしても)、それってはたして必要なのか? それを思いましたよ、むずかしいことわかんないけど、シンプルに。

このへんのこと、今井聖さんと話し合ってみたい気もする。数カ月後か数年後。


講演を聴き終えてから、いつものように、献血へ、散歩へ。

献血が終わって、最後に血圧を測るんだけど、上が「81」という数字が出て、看護婦さん、目を丸くして吃驚しちゃいまして、このまま帰すわけにはいきません、と。

しばらく横になったまま。再度計測。89。

私「もうひとこえ、ですか?」
看「そうですね」

きっと90以上が目安なんだろう。このままじゃ迷惑がかかると思い、測っているいあいだもしゃべり、冗談を言って、笑い合う。結果、めでたしめでたし、100を超えた。

散歩にはいい日。気温はちょうどいい。ああ、風が気持ちよかったぁ。

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