同人誌『棒』第3号(2019年5月)の好井由江「右ひだり」20句が軽やか。
巴里は雨とよ人参を乱切りに 好井由江(以下同)
カリフラワー真白よ鳩が鳴いている
隣り合いセットになったかのような2句。巴里と鳩が2句をクロスして照応する。
夕やけ小やけ猫はなんども恋をして
恋猫は春だけれど、夏(夕焼)になっても次の恋、次の恋。
紙風船だれが突いてもこんなもん
冷静。
夏みかん抱えてなんとなくワルツ
なにはともあれラストは踊る。正しい態度。
そういえば、このあいだ、俳句関係の酒宴で、隣り合った人と句会の話になり、「うちは句会後に踊る」と申し上げると、目をパチクリしてらっしゃました。「わけわからん」らしいです。わかんないですよね。
ラヴ&ピース!
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