2019/05/16

■ふとんの国

『奎』第9号(2019年3月)より。

布団から布団の見えてうれしかり  淺津大雅

めざめのかたちについて、ちょっと書いたのだけれど(≫こちら)、こうしたある種あざやかなめざめとは別に、「ああ、ふとん!」と目やからだ(皮膚)が、布団をうれしがるようなめざめも、たしかにあります。

ふとんの国の住人でずっとありつづたいような気分。冬だけでなく(布団は冬の季語)、春眠だけでなく、年中ずっと。


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