2021/07/05

■スティーリー・ダンのデューク・エリントン・カヴァー

今週の【音楽千夜一夜】は中村安伸さんをゲストに迎えています。

スティーリー・ダンの話が出てきます(ドナルド・フェイゲンだから当然です)。私が最初に買ったのは1枚目じゃなくて3枚目の「プリッツェル・ロジック」。紙ジャケのビニールレコード。CD登場以前ですから当然。

たいそう好いたアルバムですが、なかでも一番のお気に入りは、ちょっと変則で、このインスト曲。


ロックバンドがデューク・エリントンの曲をカヴァーするなんて、当時は、驚くべきこと。…のはずですが、まだ二十歳かそこらで、ジャズの知識・素養がありませんでした。オリジナルを知らず、ただ、「おお! マイナー(短調)なのに、メロディが愉快に笑ってる!」と、ひとり盛り上がりました。

オリジナル録音のトランペットによる主旋律ワウワウミュートを、ギターのワウで再現してます。

ちなみに、この「プリッツェル・ロジック」という可愛らしくも知的なアルバム・タイトル、邦盤では邦題「さわやか革命」だったことを最近知り、自分がレコードやCDをもっぱら輸入盤でしか買わなかったこと、正解だったと、つくづく。

邦題って、ジャンルによらず、ろくなことをしてこなかったです。

ファック・ユー。

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